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ライトノベル☆めった斬り!

価格: ¥1,554
カテゴリ: 単行本
ブランド: 太田出版
Amazon.co.jpで確認
正直に言うと、、 ★★★★★

読んだのが二年前で
正直あまり内容は覚えていなかったりします(済みません)

ですが、一つだけ言わせて貰うと

この本を読む事に因って
世代が少し違っていて読んだことの無かった小説を読む気になり

新たな(?)ジャンル・レーベルを読む機会が生まれました

〈ライトノベル30年〉を振り返る ★★★★★
ライトノベルの起源から、2004年度までの
歴史と現状を対談形式で概観していく好著。

著者が二人ともSF畑の人ということで、SFと関連づけて語っているところが、
普段SFをあまり読まない私にとっては新鮮で、いろいろと発見もありました。


また、世間におもねった評価をしていない点も好印象。

『ロードス島戦記』、『フォーチュン・クエスト』、『キノの旅』といった
メガヒット作について「なんでヒットしたのか、よくわからん」といった
率直な感想が述べられていますw


本書の刊行から3年以上経った現在。

特にジャンルの歴史を変えるような作品はでていないと思いますが、
桜庭一樹の直木賞受賞や、有川浩のハードカバー作品のヒットといった
「境界侵犯」のトピックを耳にすることも多くなりました。


ライトノベルの感性に親和性が高いことに無自覚な
一般読者は、意外と多いんだなあ、と感じます。
購入前に冒頭の使用上の注意を読むこと ★★★☆☆
私は、現在ライトノベルと呼ばれる類の小説とは、15年位前に読んだきりご無沙汰しています。
さて、この本には1960年代から現在までを40代前半の二人の著者が振り返る対談とその二人の独断と偏見によるブックガイドが収録されています。
おそらくこの本は30代、40代の、かつて現在ライトノベルとジャンルわけされている本を読み、現在もSFやファンタジーを読むという読者層にライトノベルもあなたが昔楽しんだ本と近いんですよ、いい年をした人が読んでも楽しめる作品もたくさんありますよと、アピールすることを意図しているのではと思います。
紹介する作品がSF よりだったり、名作といわれる作品が抜けているのかもしれませんが、これらは本書冒頭に使用上の注意として断り書きが書いてある範囲です。その断り書きには割と誠実にしたがっているようなので、これを読んで自分の求めているものと違うと思った人は買わないほうが良いでしょう。
我が青春 ★★★★☆
 どうしたんだいきなり、てなノリで続々出たライトノベルうんちく本ですが、パラ読みしたところ、いい歳をした私にはさすがに「あ~若いもんにはもうついていけんわ」な感じでした。その中で唯一気に入ったのがこれ。なんたって年表が「クラッシャージョー」をはじめとする朝日ソノラマ辺りから始まってるもんな~。サブカルチャーと呼ばれて蔑視されていた1980年代のSFやFTに、どっぷりつかった青春の日々を、懐かしく思い出しました。二人の好みを全面に出した本なので、ついていける人と合わない人で、好き嫌いは大きく分かれるでしょう。ちなみに私はばっちり重なった方です。年代別に抜粋して並べた一言書評付きの作品群はなかなか優れもので(絶版も多いですが)いくつか掘り出し物を見つけられました。
わかりやすい ★★★★☆
本の構成は、年表・執筆者同士の対話・ライトノベルの書評、の三つから成り立って、それぞれが時代別に掲載されています。
年表は、本当にただの年表。時代を代表する映画・アニメ・ゲーム・ライトノベルが、つらつらとのせられています。
対話は、作者である大森氏と、三村氏によるもの。二人が、ライトノベルについて語る、というコンセプトのようです。
読んでいて何が辛いって、この対話。
本当に二人の会話がのせられてるだけだから、読みづらいし、解りづらい。素人にも解るようにと、下の方に単語の注釈がのせられているのですが、それでも辛い、しかも会話が尻切れトンボ。
なんといっても、二人ともSF好きと言うだけあって、そちらの話が多いから興味がない人にはつまらないだろうし、古い作家の名前もどんどん出てくるから昔の時代を知らない人間には理解不能の部分も多々あり。
ライトノベルの歴史が知りたい人はいいかもしれませんが・・・。でもそれが知りたいなら、他にもいい本はいろいろあります。
この本で一番いいのが、書評。
当たり障りのない意見ではなく、二人の主観によって、ばんばん意見が書かれています(二人自身、そう語っています。)。
最近売れている本でも、『何がいいのか解らなかった』『ストーリーが難しい』など、かなり正直な意見が書かれています。
小説の引用もあり、あらすじも割と深く書かれているので、本を選ぶ参考には、かなりいいかもしれません。
欠点としては、本の選抜に穴があること。「何でこの本がないの?」と思うこともあるかも知れません。
例としては、「このラノ」でランクインもしている、『戯れ言シリーズ』の書評がない(そしてSFが多い・・・)とか、そんな感じ。(西尾維新は、対話で名前が登場します。)