インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

就職がこわい (講談社プラスアルファ文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
親をあてにするな ★★★★★
「働かないでやって行けたらそれに越したことはない」という、我々親の世代に底流する曖昧な考え方が、若い子の世代の「就職がこわい」を支えていることがよく分かります。今村仁司の「近代の労働観」やハンナ・アレントの「人間の条件」のように深刻ではなくとも、ここには今日の深刻が正確に描かれています。私は、大学に6年もぐずぐずしてのモラトリアムの末就職しましたが、その理由は「これ以上親に迷惑かけられんわなあ」でした。「就職とはなにか」とか「自分らしさとは」とか考えたことは全くありません。そんな問い自体がないのです。
「親をあてにするな。」この単純できっぱりした壁を立てること。ほかの屁理屈はいらない。
就職しよう!と思わせてくれる本 ★★★★★
大なり小なり今の若者は「自分らしさ」にこだわっている人が多いのではないか?そうした場合に多くの人が、抜きに出れるわけはないから、病んでしまう。自分は特別なはずなのに・・・・と。
特に自意識が強くて、あんまり周りと上手くコミュニケーションをとれないような人に読んでほしいと思う。私に当てはまることでもあるのですが。
香山さんは就職=自己実現だなんて根詰めて考えないででとりあえず就職しちゃえと説く。また自己分析をして、自分はこれだと見つけ果たして就職につながるのだろうかと疑問を呈する。「絶対内定」のような熱血系の本に対して、一言あるのは内心思っていたバカらしいという気持ちを代弁してくれたようだ。
私のような自己愛的な性格の持主に大人にならなきゃと歩を進ませてくれた1冊。自分なんてと落ち込んでしまうこともあるけれど、この本をたまに読むと楽に構えられるようになるし、本棚に置いておきたい本です。
なんだかな‾ ★☆☆☆☆
就職はこわいです。

今の時代、まともな労働条件の会社なんで皆無に近いし、組合もないとなれば、それは綱渡りです。

飛び込めば良いなどと簡単な事を言っているけど、下にネットがはられていない中で綱渡りに失敗して落ちたら大怪我をするし、更には死んでしまうかもしれない。

まさに、サーカス以上の恐ろしさ。

そんな状況で、綱渡りするのは、こわくない方が異常だと思います。
若者たちの心理は、私にそのままあてはまります。 ★★★★★
私を含めて摂食障害の人たちに特有の心理と思っていた不安や虚しさは、自分自身をも信じられなくなって社会から退却していく多くの若者たちに共通する心理的傾向なのかもしれない、と感じました。
「特別な人になりなさい」という親からのメッセージを受け止めて過保護に育った現代っ子が夢を追い求め「正しく清く」生きようとするあまり、現実からかけ離れていってしまう。
朝起きたとき今日は何をすればいいのか考え込んでしまう私の姿と重なりました。
解離や遁走なども、自分を守るための防衛機制だったのか(汗)

「とにかく職につきましょう。就職先とあなたの価値とは別ですよ」という香山さんのメッセージが伝わってきた。

特別にはなれない。でもエキストラでもない。食べるために働くのだ。
今からでも遅くはない、と信じたい。
私もできると信じたい
就職活動する若者たちへ、そして見守る大人たちへ ★★★★☆
 多くの若者にとって就職活動は、これまでの人生の中で経験したことのないビックイベントだと思います。私も2007年の1月から11月まで就職活動をしています。なかなか内定がもらえずウツになったこともあります。こういった経験を考えると「就職活動をしたくない(就職がこわい)」という感情も理解できなくもありません。しかしだからといって足踏みしていたら、ドツボにハマってしまうことも事実なのです。
 さて香山氏はこういった若者の心理を「自己肯定感の不足」と分析します。彼らは肯定感が不足しているために就職に完璧さ純粋さを求め不安を覚えるといいます。こういった感情は就職活動の中で1度や2度経験するものではないでしょうか。さらに「就職しなくてもいい」といった周りの言葉も問題があるといいます。つまり上辺だけを取り繕って相手に肯定感を与えられていないということです。
 これから就職活動を始める若者へ、そしてそれを見守る大人たちへ読んでいただきたい一冊です。