2006
★★★★★
ソロとしては7年ぶりとなった作品が発表された。細野晴臣、スティーヴ・ジャンセンほか、国内外の様々なフィールドのアーティストが参加。エレクトロニカ、アンビエントなど様々な音楽要素を包括するサウンド。穏やかなポップ・センスと優しい歌声は健在。
まさにイブシ銀!
★★★★★
昔からのYMOファンで一時期、離れていたのだが、ここ1〜2年の間に聞きまくっています。そのなかでも一番シックリくるのが幸宏。最近になって旧譜もデジタルリマスター化されて音質も良くなっており最高です!ビートニクスの旧譜も切望します!
甘くないよ。
★★★★★
7年振りですか…。
今作ではsketchshowでのフォーキーなエレクトロニカ路線をより POPにした感じとでも言えば良いのでしょうか?
何曲かは90年代の幸宏さんを彷彿(特に最後の曲)とさせますが
ほとんどの曲はsketchshowのようにポップスの文脈から外れた作曲の仕方をしてますねー。
幸宏さんは最近調子いいんでしょうね。と思わせる出来の良さです。
ソロ名義では久々の名盤と呼べる仕上がりになってるんじゃないですかね。
YUKIHIRO TAKAHASHIは元気です
★★★★☆
雑誌のレビューも褒めまくりだけど、私はそれほどイノヴェーション度は高くないし、鋭いとも思わない。スケッチ・ショウのちょっと退屈な方の曲をもう少しポップにした感じだ。本人は『音楽殺人』頃の気持ちでやったそうだけど、やはりコラボレーターも重要。『殺人』の時のような勢いはない。
しかし、このような音楽を他に誰か作っているかというとそうではなく、やはり幸宏氏の独自の心境へ突き進んでいる事は間違いない。今回はアコギや管楽器が解体されている。グリッチ・ノイズ(って言うんですね)も満載で、ひと昔前のスクラッチ・ノイズの感覚だ。しかしスクラッチ・ノイズってのも不思議な現象でしたなぁ。
確固としたビート感を体現する氏が最新のテクノロジーや猛者のセッションから引き出すマジックこそが私の求めるものだが、今作はそこまでではない。しかし本人のヤル気のようなものは掴み取ることができる。少なくとも54歳の作る音楽ではない。というより54歳だなんて言わないと分からない。すぐ次作が欲しい。期待を込めて星4。
指針を与えられた幸宏は強い
★★★★★
高橋幸宏という人はまるでスポンジのように他者を吸収して変化する。
かつてサディスティックスで煮詰まったときにテクノで細野に光明を与えられ、
自らは天才二人がバトルするYMOの中で、ポップス性に大きく寄与した。
そして今回も再び長いソロ活動でどんどんその世界観を収縮させてきた幸宏は
スケッチショウで再び細野にエレクトロニカの手法を提示された。
お題を与えられるとこの人は強い。本来の幸宏の持つ普遍的なPOPさに、
SKETCHSHOWのTronika以来展開しているフォーキーなエレクトロニカが
相乗効果を醸し出していて何とも味わい深い。
柔らかい音の中に相変わらずソリッドなビートが利いている。
復活高橋幸宏の、かつての名盤「WHAT, ME WORRY?」に並ぶ名盤の誕生です!