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神の手(上)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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なぜ人は人を殺すのか? ★★★★☆
老人医療の話も2度目。と言うか、破裂とこれしか知らないけど。なぜ、人は人を殺すのか。皆、年をとる。非常に悩ましい。ぼろぼろになってまで生きていたいか。徘徊するまでになっても生きていたいか。目しか動かなくなっても生きていたいか?何も感じなくなって生きていたいか?あなたはどう思う?私は正直わからない。それは誰に対しても。答えは出せそうにない。私の父が肺がんで死にそうになったとき回復の余地があるのなら生きていて欲しい。しかし、苦しむのなら、、苦しみが長いのなら早く逝ってほしい。とも思った。もちろん、良くなる訳はないので最終的には亡くなったが、この時に安らかに死ねる薬があればひょっとすると私も頼んだかも知れない。とにかく見ていて辛かった。そういう経験がある人が読むとまた違った感想があると思う。まじめに向かい合ってみるべきことだろう。そこから医者も患者もそして家族も逃げられない。

この話ではある医者は逃げている。最終的に一番幸せそうだがそういうのは欺瞞で許せない。
安楽死は是か非か?究極の問題を問う医療ミステリ。 ★★★★☆
医療崩壊がもはや既定路線となった日本で、その再生と安楽死問題という一見相容れない問題をうまく取り扱った医療ミステリ。患者の苦痛を取るための安楽死は認められるのか?医師のノブレス・オブリージュを取り戻すことで可能だと考える新見と、安楽死は医師が楽するためとする阻止連の大塚という2人の極論を軸に話は進むが、その裏には大きな陰謀が隠され多くの人間が巻き込まれいく。安楽死が問題になる背景には、医療が進歩しすぎて死ぬに死ねない状況になったことが大きな要因だろう。現場の混乱に関係なく、人の知識欲は1秒でも長く生きながらえされる術を模索する.いまのがん医療などまさにそれで治せるわけでもないのに、延命目的で毎月一人当たり100万以上の医療費が浪費される.だが安楽死を導入すれば医師の苦悩は増えるばかりだと思う。だれが進んで死刑執行人になりたがるだろうか?凶悪な犯罪者の死刑執行でさえ、それを行うものには多大なストレスを与える.ましてや患者の家族は自分勝手で苦しいときは助けをこい、結果が悪いと罵倒する。がん患者も老人も苦しめばいい。それが自然に逆い、長生きした罰だ。