榎田が男らしく活躍し、積極的にいやらしくなるシーンもあります!芦澤も、榎田のために体を張っているので、求め合う二人の熱さはこれまで以上です。番外編の木崎と諏訪のお話も通じ合わない二人の感情が切ないです。続刊も期待できそうな終わり方でした。イラストも変わらず素晴らしく、小山田先生の絵が極道シリーズの世界をさらに楽しませてくれます。

本編はよくあるさらわれ受BLヤクザものでした。泣いてばかりでもなく虎と闘ったり(笑)芯の強い榎田、芦澤の派手なアクションは読んでいて爽快感があります。このシリーズお約束の?新アイテムがまたまた登場。これからもお話と共に続きそうです。
おまけ短編の方は、薬の後遺症と闘う諏訪が主人公。過去が少しずつ明かされてシリアスな上に、すれ違いの愛…と余韻の残し方が、もっと読みたいと思ってしまう短さでした。