箱根の地理ならいつのまにか知っていた全ての人へ
★★★★★
「遠足・日帰り行楽地・温泉・アウトレットのついで・デート・社員旅行etc…」
大人になるまでにいつのまにか箱根の地図(湯本がどこで強羅がどこで芦ノ湖がこっちで
大涌谷がこっち)が頭に入っていたりするすごい観光地「箱根」
そんな箱根の裏情報(主に歴史的なことや発祥について)が沢山書かれている本でした。
富士屋ホテルの創業家一族に生まれた著者なので、きっと多くのツテへの取材も可能なのかも
しれません。箱根の話は聞く機会が多いのに、それでも知らなかったことが沢山です。
ワンテーマは見開きで完結するのも電車の中で読むのに最適でした。
文明開化・お雇い外国人・財閥の開発・明治の建築 なんていうテーマが大好きな人にも
うってつけです。
ただ、もし「今回はじめて箱根にいくためのガイドブック」として
本を探していらっしゃるならば、この本は説明が足りなく感じるかもしれません。
畑宿・宮城野・姥子 さらっと書いているけれども「そこ、どこ?」と思うかも
しれません。