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裏切りの民主党

価格: ¥1,650
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 文藝春秋
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まずは公務員改革をお願いします。 ★★★★★
2009の事業仕分けの裏側(表側でもあるが)、そこにある現実を若林さんがテレビやネットには流れない状況を綴る。
2009年11月に行われた事業仕分け、多くの国民が期待と希望を持っていたはずだ。無駄な支出を減らし財政赤字を限りなく少なくするために。
若林さんが見た(実際仕分け人に近い形で参加)現実はご自身が過去に在籍した法人と同様に公金浪費と天下りの天国だった。
JICAをはじめいくつかの法人の実態が書かれている。
事業仕分けは民主党が最初に行った訳ではなく、自民党の河野太郎氏らがすでに行っていて蓮舫さんの「2番目じゃだめなんですか?」のスパコン問題も河野さんらがすでに指摘していたという。また事業仕分けという枠組みはもちろん前からあったとの事で特に構想日本の加藤氏(元財務省)が提唱し、国がやるべきこと、地方がやるべきこと、民間に任せるべきことに仕分けていく作業であるという。だが、若林さんが書くように現実にはこの作業が政治のワイドショーと化してしまったのである。
いずれにしても今後日本の少子高齢化での年金問題や福祉の枠組みを維持するためには莫大な費用が必要になる。その財源を赤字国債でまかなっていけないことはIMFからの警告でも明らかである。若林さんは公務員の給与削減、ボーナスの凍結などの思い切った政策が必要だと指摘する。まったくもってその通りである。
事業仕分け本、三冊目 ★★★★☆
 若林亜紀『実録 事業仕分け』→枝野幸男『事業仕分けの力』と読んできて、本書で事業仕分け関連本は三冊目である。どの本もそれぞれ特徴があり、三冊読んだ甲斐はあったと思う。だが、もし今、誰かに一冊薦めるなら、本書を推す。

 タイトルから推察できるように、本書がもっとも突き放して批判的な筆致で書かれているが、実は民主党の仕分けチームに対しては非常に好意的・同情的であり、民主党内の抵抗勢力(組合・業界などの支援を受けている議員や官僚に丸めこまれる大臣ら)を「裏切り」と評している様だ。

 本書を読む前に、参院選の比例代表ではみんなの党から立候補していた著者に一票を入れたのだが、残念ながら落選はしたものの、投票行動は間違っていなかったと確信した。因みに大阪選挙区は勿論、仕分け人尾立源幸に入れた。

 p.124に「東大教授の小谷野敦氏」なんていう、本人が聞いたら泣いて喜びそうな間違いがある。若林さんによる情報提示にはもう少し正確さ・客観性が欲しい所。
事業仕分けについて知りたい人にオススメ ★★★★★
民主党による事業仕分けは、結局官僚によって骨抜きにされてしまった。廃止になったのにコッソリ復活したりしている事業もある。著者のトークイベントに参加したことがあるが、「今回の選挙では、民主党にお灸を据えてやりましょう」と著者が言っていた。自らもみんなの党から出馬されるということで、期待したいところだ。
事業仕分けの問題点が明確に分かる本。 ★★★★★
昨秋行われた事業仕分けは、国家レベルとしては初の試みであり、多くの国民から喝采を浴びた。新政権誕生以来、迷走する鳩山政権にとって、唯一!?評価された政策かもしれない。
しかしこの本を読んで見ると、多くの点に問題点があることが分かる。結局民主党も、労働組合の支援無しには成り立たない党であり、さらに手練手管を知り尽くした官僚たちの意見を聞いてしまえば、期待したほどの成果を得られなかったことも当然といえよう。

先月から第2弾が始まり、今月末にはその後半戦が行われるが、この書の警鐘を頭に入れつつ推移を見守れば、我々も大事なことが分かってくるかもしれない。
本当は、仕分け人全員に読んでもらいたい本なのだが…。


「実録 事業仕分け」と「裏切りの民主党」 ★★★★★
レビューでひとつ星の感想を持たれている方もいらっしゃいますが、本当に本を両方読んでいますか?都合の悪いことを書かれて困るお役所や民主党の方では?
この著者は、「実録事業仕分け」では事業仕分けの手法を高く評価し、解説していて、実際に仕分け人の議員たちの下調べの手伝いもしていたようです。この「裏切りの民主党」は、事業仕分けそのものを批判するというものでなく、その成果を予算に反映できなかった民主党への批判をしています。正反対の主張ではなく、主張としては筋が通っていると思います。