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Black Jack―The best 11 stories by Osamu Tezuka (17) (秋田文庫)

価格: ¥590
カテゴリ: 文庫
ブランド: 秋田書店
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手塚治虫作品は、ただのコミックではない。 ★★★★★
私が持っているのは旧版(昭和年代の古い本です)なんですが、レビューを書かせていただきます。

最近コミックなど履いて捨てるほど溢れていますが、やはり手塚さんの作品はそのコミック達の頂点に立つといっても過言ではないと思います。

一話一話読むごとに、そこには手塚さんからの何らかのメッセージが込められているようで。
これはどういうことなんだろう。命ってどういうことなんだろう、と考えさせられる作品です。

そして何度でも読み直したくなる。
まさに娯楽のためのコミックではなく、芸術作品です。


・・・まず何よりも、登場人物達が大好き☆三
すごく魅力的です!ピノコもブラックジャックのことを、いざという時に支えられる女の子だなー^^とも思えますし。
天才的な外科医であるブラックジャックも、時として死の前では無力なことを痛感したりもするし。
とても人間味溢れていて、ホントに大好きです!!
拭い切れない疑問 ★☆☆☆☆
 この作品は本当に手塚先生が描かれたものなのだろうか?この疑問を私の頭の中から拭い去ることができない。その根拠として以下のものを挙げることができる。

1 ピノコをはじめとするキャラクターが16巻までと見比べると明らか に不自然である。

2 英語のタイトルが単に日本語のタイトルを翻訳したものに過ぎず、 冗長であったり、浅はかであったりする。以下にその例を挙げる。
 金!金!金!  Money! Money! Money!
純華飯店    A Patlent Who Believes in Herbal Medicines and Detests a Surgery

3 手術シーンで医学用語がほとんど登場しないか、登場したとしても 不自然である。
 
 以前、テレビの番組で手塚先生自身が「鉄腕アトム」が自分の手から離れてアシスタントの人たちによって描かれるようになり、「自分のアトムではなくなってしまったようだ」と悲しみを告白されていました。

 私は手塚先生の作品を読みたいのです。手塚先生は余人をもって代えることはできないお方です。手塚先生の作品を冒涜しないでください。
よかったです。 ★★★★★
チャンピオンコミックスに未収録であった「金!金!金!」「不死鳥」「おとずれた思い出」などが読めます。とても価値ある1冊だと思います。特に「おとずれた思い出」はピノコに関する重要かつせつないストーリーで、これが見られただけでも購入した甲斐があったと思いました。
健気なピノコが愛しく感じられる一巻 ★★★★☆
 少年チャンピオン・コミックス版、それも新装版ではなく旧版の「ブラック・ジャック」は全巻持っているのですが、私が持っている版には収録されていない作品がいくつかあるということを最近初めて知りました。その未収録作品のうちの3つがこの秋田文庫版17巻で読めると聞き、この巻を手にした次第です。

 確かに私がこれまで読んだ記憶のないものがあります。それは以下の3話です。
 「金!金!金!」
 「不死鳥」
 「おとずれた思い出」

 「不死鳥」は手塚の代表作のひとつ「火の鳥」を意識した作品です。
 少年チャンピオンで連載時に一度は発表されていながら、なぜその後単行本に収録されなかったのか、その経緯はわかりません。本巻にもその事情はつまびらかにされていません。

 この巻に収められた「おとずれた思い出」「ピノコ再び」そして「台風一過」の三作品では、ピノコの切なさが胸を打ちます。
 ブラック・ジャックが硬質でストイックな倫理観を大上段から振りかざす一方で、ピノコは健気で一途な姿勢で人の心に迫ってくるのです。
 サブキャラクターとしてのピノコの魅力あふれる巻といえます。

今の自主規制って意味あるん?と思う ★★★★★
著者の死後にはじめて出した「問題含む」シリーズです。つまり封印されていた作品群です。
何が問題かっつうと人間を鳥にしちゃったり、黒人が黒い顔に白い分厚い唇で描いてあったりとかいうことで、内容には関係ないです。
たしかに鳥になっちゃうのは医者の仕事の範疇を超えているし途方もないですが。。