父親譲りのハスキーだが温かみのある声が切なく響く。
まず1曲目somethin'の洗練された上質な曲とJeff Porcaroのタイトなグルーブに、やられる。
ひところのR&Bのようでいて、重厚なサウンドでカチッと決めつつ、
色彩感のあるbaby don't cryに泣かせられる。
この人の独特なフェイクはクセになる。
コーラスパートも全て歌っているが、このきめ細かい肌触りの声質が重なった時のゾクッとする感じもたまらない。
この時代に出された他アーティストの作品は今はもうあまり聴かないが、
これは格別。