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英語をやっていて、本当によかった。―吉越流ビジネスマンのための英語塾 (WAC BUNKO)

価格: ¥920
カテゴリ: 新書
ブランド: ワック
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英語だけでなく他の外国語でも通用します。仕事の進め方の勉強にもなります。 ★★★☆☆
■読み始めたきっかけ

 吉越氏の著書は他の会議術などの本も読んでおり、英語というのは自分の中で課題として残っている部
分でもあったので、興味がありました。また、同氏は雑誌の中でiPhoneも使いこなしているとのことで、
リタイアする年齢になっても新しいモノを採用する柔軟さがある方だなと思っています。自分の意見をはっ
きり主張するタイプで、読んでいて気持ちが良いです。また、図解などを多用して、分かりやすく人に伝
えるのに慣れていると思いました。おそらく、凄く厳しい方だと思いますが、自分の主張を伝えるために
はどうしたら理解してもらえるかを常に考えているのではないでしょうか。

■心に残る言葉
 
p.23 文法をもう一度復習してみると、英語をマスターするスピードが早まるはずです。

→毎日、中国語を話す生活を6年以上しているので、話すのは苦になりません。しかし、最近文法が間違っ
ている、ブロークンチャイニーズだという壁にぶつかっています。こなれているので、意味は分かるけど、
文法・発音が間違っています。目標としてHSKの受験を設定し、正しい文例を一つでも多く暗記するのがい
いようです。中国語で話すときも、自分で頭の中で使い慣れているフレーズを組み合わして話しているだ
けで、実感としては手持ちの限られた表現方法を組み合わせて、バリエーションを増やしていると思って
います。

p.67 大切なことは、「個人として付き合うに値するかどうか」ということです。

→永続的な人間関係を構築するには、会社のバリューや職位・職種ではなく、人間力だと思います。思いや
りがあり、自分に自信とスキル、経験が大切だと思いました。

p.91 上司のすべきことは、方向性の枠組についての合意と、デッドラインを決めることだけです。あとは、
部下に任せるべきなのです。

→中国人と仕事をしていると、この言葉は重要だと思います。目標とルールと締め切りを決めること。その
前に、その人のジョブスクリプト(ミッション、仕事内容)と指揮命令系統をはっきり文章化することも大
切です。ホウ・レン・ソウばかりさせると自分で考えない、責任を負わない、育たない人材になってしまい
ます。

p.184 現地法人は、現地の国の人をトップに据えて、ローカルの言葉を用い、その地域にあったやり方を
取ることが最も効率的です。

→中国の日系現地法人は、ほとんどが日本人トップです。中国人がトップの会社は非常に少ないです。一部、
日本採用の中国人が総経理の場合があります。その場合も、主な販売先が日系企業か中国企業なのかを明確
にすべきだと思います。主要顧客が日系企業ならば、日本人トップの方が良いと思います。一方、中国企業
相手に商売をしたいのであれば、トップは中国人で組織も仕事のやり方も中国式、ただし事前に本社とのルール
(利益目標や商標の使い方など)の範囲内で自由にやらせるべきです。

なかなか日本人は、日本人以外を信用しない悪い癖があります。日本人でも信用できない人も沢山います。
中国人に任せて、定期的に監視をして、人を見抜く力をもっと付ける必要があります。

■どんな人にお勧めか

外国語は何のために身につける必要があるのか、悩んでいる人に
外国語の勉強をしているが、モチベーションが下がっている人に
日本人の仕事に対する取り組み方で良いところと悪いところを知りたい人に
英語を学ぶ目的とは? ★★★★☆
どうにかして英語の勉強をしようと思うために読んだ1冊。
どのようにして英語を勉強すれば良いのかでは無く、
英語がわかるとこんなに良いことがあるよ!と教えてくれる本でした。

特に個人的には、
・IT業界で英語が使えることは価値が高い
プログラミング言語は基本的に英語だし、
マニュアルも英語のものが多い。
私も英語のパッケージを扱っていますが、
日本語化されていない部分や、
日本語だとタイムリーでない事が多いので、共感。

・「英会話力」よりも「中身」が重要。
完璧な発音なんて、それこそネイティブ以外にはまず無理。
日本人は「L」と「R」の発音の区別ができなくて、
そこが何かと英語を学ぶ上では話題になることがあるが、
そのような発音を気にするよりも、中身がある会話が重要。
話す人が熱心に話をしていれば、むしろそこからコミュニケーションができる。

・「語学力」だけでは会話はできない。
欧米の人たちは、議論を好む人が多い。
何かの話題で議論になったとき、語学力だけでそれは対応できるだろうか。

・今、英語を勉強するならば、重要なのは文法である。
文法がしっかりしない限りは「ブロークン・イングリッシュ」になってしまう。

以上のような事が印象に残りました。

あと、何を目的として英語を勉強するのかが重要だと著者は言っていますが、
自分の場合はその目的を定義し直す事からはじめる必要があるように感じました。
ビジネスマンの英語学習法としての価値 ★★★★☆
ビジネスマンとして英語の必要性の啓蒙書としての位置づけが主であることは、他の人のコメントで記述されている通り明らかであるが、私はその部分としてはあまり新鮮味はなく、あえて社会人としての英語再勉強法を説いた部分を評価したい。ネイティブや帰国子女ではない、ふつうのビジネスマンが忙しい中どの様に勉強すべきかを、よく考えてみる材料を与えてくれる。よく新聞などで宣伝されている教材で本当に英語がよくわかるようになるのか疑問を持っており、この様な企業人がどの様に英語に取り組んだかを書いたものは非常に参考になる。
英語の必要性の啓蒙書として読むか、自分の英語の勉強方法のあり方を考え直すために読むかは各自の判断である。 
英語に限らず ★★★★☆
タイトルには「英語」の文字が躍っていますが、英語に限った話ではないですね。
著者の海外でのビジネス体験を元に、外国語を理解できると仕事も生活も幅が広がりますよといったことが主な内容だと感じました。
あとは、日本人と外国人の考え方の違いや、外国人とコミュニケーションをとる際の接し方とかでしょうか。
勉強法の部分に期待して読むとちょっと物足りないと思います。
・漠然とではなく、目的をもって勉強すること
・大人のやり直しは文法の復習からやったほうがスムーズにすすむ
・英語に触れる機会を多く作る
・TOEICを過信しない、自分の英語力の目安程度に。
大雑把に言うとこんな感じでしょうか。
英語の学習をしていて、モチベーションが下がってきたときなどに読み返すと、「またがんばろう」という気になれるかもしれません。

英語の勉強法の本ではない ★★★☆☆
当書籍の帯に「英語再勉強法の決定版」とあるがこれはミスリーディング。英語を中心に特にビジネスの世界でいかに外国人と付き合うかを記した書籍である。

参考となる心構えはいくつかある。