翻訳家を元気づかせる新訳版の発掘を
★★★★☆
ダシール・ハメット本人が“バカげた物語”と酷評したとの逸話があるようですが、
いえいえ面白いです。
併せて、小鷹信光氏の訳者あとがきも興味深く読みました。
偉そうですが、翻訳家を元気づかせる新訳版の発掘がもっとあってもいいと思っています。
圧倒的多くの読者は、翻訳された作品を楽しんでいるのだから…。
おお、遂に!
★★★★★
まえに復刊ドットコムで、「小鷹信光氏の訳で復刊されたら」なんて書いたのだが、本当にそうなってしまうとは! 最高だ!
小鷹信光氏の訳文はなにか温かさのようなものが感じられて、原文のリズムも出ていて素晴らしい。
絶版の小鷹訳ハメット二作『ガラスの鍵』『影なき男』も復刊してくれればなお嬉しいのだけれど。
『赤い収穫』『デイン家の呪い』『マルタの鷹』『ガラスの鍵』『影なき男』と小鷹ハメット五作をセット販売でもいいから、出してくれないだろうか?
ユーサクとホーンユキ
★★★★☆
ありがとうございます小鷹信光さん、日本のハードボイルドの夜明けが来たからこそハメットの異色作もついに新書で読める!!。オカルト風味のせいで個人的には「赤い収穫」より好きです。ジェイムズコバーン主演のテレビドラマ版も買っちゃいました。