ヘヴィーなサウンドを戻して軌道修正した良質盤。
★★★★☆
オレンジカウンティのメタルコアの5th。
明るめでメロディアスな80sメタルの要素を含むメタルコアバンド。
前作はクリーンヴォーカルを多用したキャッチーなサウンドが印象的だったが、
本作ではスクリーミングやヘヴィーなリフを戻した2ndを思わせる作風に軌道修正。
冒頭のM-1のピロピロギターで早速2nd「The Curse」を思い出した。
M1、2、6、7、8、9、11、14はスクリーミングとヘヴィーなリフ、
そして繊細なメロディーが融合した本領発揮なスクリーモ/メタルコア。
M3、12はMy Chemical Romanceを彷彿させるオルタナメロハー。
M4は叙情的なメロディーが印象的なエモメタル。
M5の80sメタルライクなルーズなノリがいい感じ。
M9はイントロのリフで思わずSentenced?と思ってしまった(笑)。
80sメタル〜メロデスを栄養にしながら、いろんなタイプの曲が書ける器用なバンド。
どれもやりすぎ感がなく、適度に風通しが良いのが広く人気のある所以でしょう。
演奏・編曲ともに手堅く隙がない。
インディ時代のヘヴィさこそ減少したものの、バランス感に優れた実力を見せ付ける好盤。
方向性としてはAlternative Metalに戻ってきたが・・・
★★★★☆
ハードロック調だった前作からAlternative Metalに戻ってきた近作。
だが、なんだか曲にそこまでインパクトがないのは否めないのだ。
★5つは到底つけられない。
1stからのファンだが、前作のほうが好きだ。
THE CURSE以来の傑作5THアルバム
★★★★★
彼等の出世作である2ndが大好きで3rd、4thはイマイチ、そしてまさかの来日公演キャンセル。にも拘らずこのアルバムの購入を考えているファンの方を裏切らない傑作と思います。
前作や前々作では聴けなかった、北欧メタル、ゴスの要素が復活しています。
残念ながら[Right side Of Bed][The Crimson]といった彼等の代表曲のようなキラーチューンは無く、前作や前々作のメロハー的要素は依然残っているので2ndそのままとはいえませんが捨て曲が無く、アルバムの方向性が定まっているので安心して聴ける作品です。歌唱、演奏に関してはかなりレベルアップしてるので日本でももっと売れて、また来日して欲しいですね。