数曲はすごいセンス。
★★★★☆
1曲目が始まる。ちょっとディスコがかった、典型的な70年代フュージョンで、ロイ・エアーズの影も形もない。しまった、騙された! あらためてジャケットのクレジットを眺めてみると、作曲とプロデュースで名前があるだけで、演奏はしていないようだ...
だが、落胆しつつも2曲目に移るとかなり感触が変わる。女性二人のヴォーカルは、時折「ラヴ・アンリミテッド」をうっすらと想起させる部分もあるし、エレピやパーカッションも心地よい。
アップ・テンポの3曲はまあまあだが、4曲目、「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」が、疑いも無く本作の最高傑作だろう。このクールなセンスは、ちょっといっちゃってる。タイトル曲の5曲目も同趣向でいい感じだ。
他、7、8曲目なんかもいいともうが、これらのセンスの良い曲がもっと多ければ、5☆となったが、つまらない曲はほんとにつまらないので、平均して4☆。