理論でも実務でもなく中途半端
★★★☆☆
ロジスティクスを経営戦略の視点から考える場合の「考え方」をまとめた教科書である。
しかし、教科書としては、一つ一つのテーマについての理論的背景の記述が少なく表層的に過ぎる嫌いがある。
この書籍を読んだからといってロジスティクス戦略を適切に検討できる人は稀であろう。
とは言え、ロジスティクスを経営戦略の視点で捉えた書籍はあまり見かけないので、その意味では、参考になると思われる。
この書籍で気になるテーマ(キーワード)を見つけたら、そのテーマについて深堀した他の書籍を参考にすると良いであろう。
星4つでも良いところであるが、翻訳のひどさ(機械翻訳を日本人が少し修正した?)でマイナス1とした。ECRを「有効な消費者への応答」と訳すセンスはどうなのかな??