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ブッダ全12巻漫画文庫 (潮漫画文庫)

価格: ¥6,108
カテゴリ: 文庫
ブランド: 潮出版社
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(笑) ★☆☆☆☆
くだらねえ〜!本当に。こんなモン読む暇あんなら先祖の墓参りに行けよ。信者共は幸せだな。頭弱くて
なにか行き詰ったり、悩んだとき一度手塚治虫のブッダを読んでみてください。 ★★★★★
いま自殺のニュースがテレビから流れない日はないです。
なんとかならないものかと思います。
自殺を考える前にぜひよんでもらいたいものがあります。
難しい本ではないです。
分かりやすい漫画です。
仏教の開祖シャカの生涯を描いた手塚治虫のブッダです。
ブッタのことだけでなく、奴隷階級の出身だが有力な武将の養子になり、出生の秘密に悩む若者、予言能力をもち「自分はトラに食い殺される」という運命を淡々と受け容れる弟子、動物と心を通い合わせることができる野生児、などなど魅力あるキャラクターも楽しめます。
下手にブッタのことを書いてある本より簡単に描かれているので直接心に何か響くものがあるのではないかと思います。
手塚治虫のブッダとは

仏教の開祖シャカ(ゴータマ・シッダルタ。ブッダは悟りを開いてからの名)が王子の座を捨てて出家し、修行を重ね、悟りを開く一生の物語。「人生とは?」「死とは?」という問いかけの重さに圧倒されます。

その中で文庫版6巻の最後のほうヤタラが慕っていたコーサラ国のルリ王子の母親(実は奴隷だということが発覚し、実の息子ルリ王子に追放される、インドのカースト制度は何人も逆らえなかったのです)がなくなってしまい、さまよいピッパラの木の下でブッタと出会う。
そのヤタラとブッタのやり取りは読んで欲しい。

ヤタラ「おれはこの世でもっとも不幸せなにんげんだ。おまえ答えろ、なぜ世の中、人は幸せな人間と不幸せな人間といるのか、答えろ!!」
ブッタ「わけを話すが良い」
ヤタラ「おれにはお母さんが二人いて、一人は病気で、一人はゾウに踏まれて死んだ」
ブッタ「おまえは自分が不幸せな人間だといったがその二人の母親のほうが不幸せではないか」
ヤタラ「病気のお母さんはルリ王子が殺した」
ブッタ「ルリ王子の母親は奴隷だったのだろう?ではそれがわかって今まで育つ間王子はどんなに苦しかったろう、そして母親を追放するときどんなに苦しかったろう。それを態度に出せない王子の立場だったのだろう。その生みの母を慕う心と憎む気持ちがぶつかり王子はどんなに苦しんだろう。その王子こそ不幸な人間だ。」
ブッタ「そして苦しんでいる王子を見て間違って奴隷と結婚した王はもっと苦しみ不幸ではないか?」
ブッタ「さらにお前に見守られて死んだお母さんはまだしも焼き殺された奴隷はもっと不幸ではないのか?」
ブッタ「ずっとたどっていくと誰も彼もがひとりのこらず不幸なのだ。」
ブッタ「この世に幸福な人間などありはしない」
ヤタラ「みんな不幸なら人間は何でこの世にいるんだ?」
ブッタ「木や草や山や川がそこにあるように、人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きているのだ、あらゆるものとつながりを持って。そのつながりの中でお前は大事な役割をしているんだよ」
ヤタラ「この俺に役目が?」
ブッタ「そうだもしお前がこの世にいなかったら何かが狂ってしまうだろう。」
ヤタラ「ではおれはどのようにいきていけばいい」
ブッタ「その川を見なさい。川は偉大だ、自然の流れのままに任せて何万年もずっと流れている。流れを速めようというよくもなければ、流れを変える力も出さない。しかも大きく美しい。よろこばれ、めぐみをあたえている。おまえの生き方次第で川のように偉大にもなれるだろうよ」

「木や草や山や川がそこにあるように、人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きているのだ、あらゆるものとつながりを持って。
もしお前がこの世にいなかったら何かが狂ってしまうだろう。
そのつながりの中で人は大事な役割をしているんだ。
生き方次第で川のように偉大にもなれるだろう」

ブッダ、つまり仏教の基本的な教え、ブッダが悟りを開くシーンです。
仏教は愛のおしえなんです。
ブッタの教えでは、人が一人命を落とすことによって、それにつながる何かが狂ってしまうのです。
人が一人ささやかでも生きていることによってこの世界は成り立っているのです。
一生懸命生きることはこの世界での大事な役割なのです。

手塚治虫のブッタは後半は少し息切れしているような感じがしますが、
そういった仏教の愛の教えを分かりやすく全編に筆者の独自の解釈も挿入しながら分かりやすく描いています。
なにか行き詰ったり、悩んだとき一度全巻をゆっくり読んでみてください。
大好きな作品 ★★★★★
かなりの部分、手塚さんの創作が入ってるのだというのは後から知りました。
それでも、この作品の素晴らしさは文句なしです。

※この後、「聖☆おにいさん」を読むと、また楽しめますよ
手塚流仏教 ★★★★★
この作品にかぎらず、手塚治虫の作品には「生命の尊厳」という主題のもとに描かれているのは、よく知られているところです。
手塚治虫の場合、「生命」とは人間のそれだけを指してはいないのも、全作品からうかがえます。
ブッダは、まさにうってつけの題材のようで、彼の主題が最も表面に出ている作品な気がします。
仏典を参考にしており、「描きたかったが描ききれなかった」部分もあるようですが、もとより独特の世界観が描かれていて、線香臭さは少しもなく、長編でも飽きさせることのない、手塚治虫の物語です。
すっ、素晴らしい!! ★★★★★
私は環境のせいか、宗教に対して「悪」のイメージを持って30過ぎまで生きてきました。なので、宗教には関わらないようにし、知ろうともしませんでした。
しかし哲学するようになり、哲学には歴史が必然で、歴史には宗教が必然だと思い、世界の主だった宗教の思想の違いが知りたくて、聖書や仏典など読もうとは思ったのですが、あまりの厚さ、文字の多さに引いてしまい、初心者向けのものは無いのかと探していた所、手塚治虫先生の漫画に辿り着きました。
読み進むうちに、仏教がどうとかの枠を超えて、物語の奥の深さに感動するばかりでした。
あとがきに、「殆どの登場人物や話自体がフィクションである」と書き記されており、史実をこんなに素晴らしい話に仕上げた手塚先生の創造力の凄さにさらに圧倒され、敬服する思いです。
もともと仏教の思想を知りたかっただけなのに、人生とは・・・生きるとは・・・と、多くの事を考えさせられました。
世界中の老若男女に読んで頂きたい漫画です。