スリラーの本ではないが重要
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タイトルと違って、スリラー映画の書き方など、ほとんど書いてありません。むしろ、映画のジャンル論の現実的な専門書として重要です。
ジャンル論は、ちかごろ、実際の作品からかけ離れた空理空論が多いのですが、その内的な構成における、スリラーやホラー、サスペンス、そしてアクションやアドヴェンチャーなどの要素の特徴について、わかりやすく解説されています。
この双子本として、『ハリウッド脚本術3アクションアドヴェンチャーを書く』があり、内容的にも重複している部分があります。もしあなたがおもしろい脚本を書きたいなら、むしろ3を読んだ上で、2にあるような要素をうまく盛り込むとよいでしょう。