著者のひとりですが、本書の目次をご参考までに
★★★★★
はじめに
■戦争体験の社会的記憶と語り
エヤル・ベン‐アリ(イスラエル、ヘブライ大学教授)
■忘却、記憶、そして哀悼の不可能性
トニー・ウォルター(イギリス、バース大学教授)
■記念の本質
ヴェレッド・ヴィニツキ‐セルーシ(イスラエル、ヘブライ大学教授)
■悔恨の価値―ドイツの教訓
ジェフリー・オリック(アメリカ、ヴァージニア大学教授)
■受け入れられる物語を語ること―ライフヒストリーと戦争体験記における世代の記憶が表現するもの
エヤル・ベン‐アリら
■近代史における写真の利用について―山端庸介による長崎の写真の場合
マイケル・ルッケン(フランス、国立東洋言語文化研究所教授)
■日露戦争の旅順戦跡をめぐる語りの変化
一ノ瀬俊也(国立歴史民俗博物館助教)
■命どぅ宝―沖縄の戦争と平和について歌にみられる文化的記憶と政治性
ジェームス・ロバーソン(東京女学館大学教授)
■「戦争と死」の記憶と語り―フランスの二つの事例より
関沢まゆみ(国立歴史民俗博物館准教授)
■トラウマの社会学―社会的暴力に関する記憶の想起、忘却、修正
ジョン・クラマー(上智大学教授)
■戦死者記念とその文化差につて―memorialを慰霊と、Fallen Soldiersを英霊と、翻訳してはならない
新谷尚紀(国立歴史民俗博物館教授)
■現在における「過去」の用法―集合的記憶研究における「語り」について
粟津賢太(南山大学南山宗教文化研究所研究員)
■総合討論 戦争体験の記憶と語り