インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

フランケンシュタインの方程式―梶尾真治短篇傑作選 ドタバタ篇 (ハヤカワ文庫JA)

価格: ¥609
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
「泣き婆伝説」がおすすめ!その他ブラックだけど時にしんみりする話も。 ★★★★☆
泣き婆伝説 (ハヤカワ文庫JA)

 「エマノン」シリーズや「黄泉がえり」などリリカル、叙情SF作品が有名なカジシンこと梶尾真治ですけれど、こちらは同じ作者でも表裏一体の怖い話、表面上はいい話でも最後に辛辣なオチが収められています。「悲しい話にはほろりとするような救いを、バカバカしい笑い話は最後にゾッとさせる怖いオチを」というカジシン流の短編小説の基本でしょう。読者の方も好き嫌いはあると思いますが、こういう一面にも触れてみてほしいですね。

 個人的には「泣き婆伝説」が読める一点だけでもおすすめ決定です!作者の実体験をモチーフにしたと思しきお祭り作品。読んでいて頭がくらくらするけれど、いつかリアルとSFの間にある何かが見えてくる……かもしれませんよ?
カジシンの本領(の一つ) ★★★★☆
「黄泉がえり」のヒットで、癒し系というイメージが強くなってきた
梶尾先生ですが、初期のころから、叙情的な作品に混じって
馬鹿馬鹿しい作品も多数書いています。過去の作品群の中から、
そんな奇想的な作品を選んで取り上げられています。

今回収録のものはバカ系の中では、割とおとなしめという印象ですが

これが楽しめるかどうかで、梶尾真治という作家が許容できるかどうかが分かる
踏み絵的な作品集なのかもしれません。
この作風の幅広さが梶尾真治の魅力だと思うのですが、
これがだめな方は梶尾作品は叙情系限定で楽しんだ方が無難かもしれません。