楽しいひとり暮らしの本
★★★★★
著者自身が書いているとおり、「ひとり暮らし」とは言いながら、亡くなったご主人のことが随所に出てきます。ひとりになっても、ふたりの時と何一つ変わっていないと言い切る著者に、どれほど愛していらしたことだろうと、少しうらやましささえ感じさせます。またふんだんにちりばめられた、赤と白を基調としたカラー写真からは、クニエダさんのプライベートライフをかいま見ることができます。ひとりでも決して気を抜かず、それでいてとても自然体で、自分のため、スタッフのために楽しい時間を演出し続けておられるその姿に、勇気づけられ癒されます。クニエダさんのようにはとてもいきませんが、少しでもあやかりたいと、明日からひとりの朝食をかわいいトレーにのせてみようと思います。