「ふたり卓」に惹かれて手に取りました。我が家は夫婦二人の食卓で多少はテーブルセットを心がけてきましたが、そのお手本になる写真が沢山載っていました。とにかく写真がきれいです。42ページのピンクのパーティーテーブルが可愛いのと美味しそうなのとで一見の価値あり。
後半はクニエダさんの自伝的なエッセイでした。家庭を持ちながら働く女性として見ても格好良いです。４７歳で日本初の『テーブルコーディネーター』に転身したことは知りませんでした。この言葉も彼女の作った言葉だったのですね。
文章全体から「テーブルが好き！」ということが伝わってきてそういう仕事に出遭えた方が羨ましいな、とも思いました。
エッセイは見開きで一つの目次が読み切りできてちょうど良い長さでした。
内容のことではありませんが、店頭で本を持った時、しっとりと手に馴染む感じに、良い意味でちょっと驚きました。重さもとても良いです。