私は、日ごろから、「クレーム対策書」やＩＳＯの内部監査の指摘事項に対する「是正処置内容」を書かねばならない苦しい立場にあるのですが、この本はそうした立場以外の方にもおおすすめです。特に設計、マニュアルの作成、現場での作業指導や改善活動を実際にやってらっしゃる方には、大いに参考になるはずです。本書はとにかく、身近な事例が豊富で分かりやすい。平易な言葉で書かれていますので、さらっと読めますが、実に含蓄に富んだ名著だと思います。読み進むうちに、好奇心がかき立てられ、自然な気づきがわき上がり、頭の良い訓練になります。また著者の学識、教養の豊かさには、感服しました。終わりの方に吉田兼好の「徒然草」の話がでてきますが、「ヒューマンエラーの先駆書」として、かの書物を再度読み直してみたいという気持ちになりました。というわけで、本書はなかなか、奥が深いです。

僕は仕事でミスをかなり頻発していたので、
すがる思いでこの本を買いました。

すると、自分に活かせるアドバイスが満載＾ｖ＾
すぐに実行しだしてミスの原因をなくすレパートリーも増え、

他の人のミス防止にも役立つアイデアを出すこともでき、
かなり助かっています（*≧ｖ≦)♪.+゜

帰る時間も２０分ほどですが短くなりました。
他にも仕事以外に応用できることが書いてあるので

ミスをなくして自信を取り戻したい人、
他人のミスをなんとかなくしてあげたい人におすすめです。

　この本は、機械操作に対する人為的操作ミスなどのヒューマンエラーの対策について書かれた本です。

　まず、ヒューマンエラーの具体例から、ヒューマンエラーの起こる原因を探っていき、その対策の現状と方法を説明しています。

　問題を長引かせるのは、自覚のない加害者の存在であり、問題発生のキーパーソンが自覚のない加害者の場合、問題解決は長引かせるといいます。

　そして、問題解決のため、関連部署のコミュニケーションを濃密にし、場合によってはチームを作成し、課題が達成すれば解散することが重要であるといいます。

　その他にもいろいろな対策方法が述べられており、有益です。

いくつかヒューマンエラーに関する本を買ったのですが、この本が一番とっつきやすく、分かりやすい本でした。薄い本なので忙しい人にもオススメです。

内容的にはどちらかと言うと理論優先なので、すぐに仕事に活かせるような本ではないのですが、とりあえずヒューマンエラー防止とはどういう概念なのか、根本的な問題をどうやって解決すべきかの指標は与えてくれます。私はソフトウェア開発を仕事としているのですが、その中で色々と活かせる知恵を与えてくれた本でした。

「ヒューマンエラーは権限を持った人間様が御自ら事故を新興させるため、非常に深刻な結末にいたることがあります」。

ヒューマンエラーとは何か、どのような要因で起きるのか、防ぐ方法はあるのか、改善するにはどうすればよいのか、具体的な例を分類して列挙した上でそこから得られる教訓を示し、わかりやすく解説しながら多角的視点でヒューマンエラーについて適切な理解が得られるように平易にまとめてある。行間が開いていて、比較的すぐ読み終わる。

人間は間違える生き物だ。そのミスによって時には悲劇がおきる。一方、人間はミスから学んで成長することもできる生き物でもある。致命的ではない小さな間違いを犯す機会を経ることで、物事の本質に気づき、むしろ人間の成長がはぐくまれることもあることも本書は示している。