エッセイだけじゃない、リピート確実の料理本です
★★★★☆
飛田和緒さんのゆったりした文体と、お気に入りの雑貨も紹介されていて、
読んでいるだけでも癒されます。
季節ごとのお料理は、定番から意外な組み合わせの物まで盛り沢山☆
様々な料理本で豚と卵の甘辛煮(豚の角煮)を試した私ですが、
このレシピが一番美味しく簡単にできました♪
そして組み合わせの妙とも言える、プチトマトとらっきょうのサラダ。
(トマトにかえて、オイルではなく、青じそドレッシングでも最高なので試して下さい)
見た目は地味だが奥深い味わいで、もてなす相手を唸らせるごぼう鍋(特にお酒好きに
好評)・・・この3点を作る為だけにでも買って損はなく、
私はキッチンの引き出しにしまって、かなりの頻度で利用しています。
カリスマ料理家はかく語りき
★★★★☆
雑誌などで主に主婦の皆さんに人気の料理家さんの中でも、私は有元葉子さんや、本書の著者・飛田和緒さんなど、「基本を押さえていれば応用が利く」お料理をご紹介して下さる方が好きです。特に飛田さんは、季節の移ろいに合わせたお料理を得意とされ、「きゅうりの炒め物」や「梅干を溶き卵に混ぜたお丼」、「夏は面倒だからスピードで勝負できるお料理」など、ユニークでいて便利だと感じさせるレシピが重宝しています。ユニークといえば、飛田さんのご経歴の元バレリーナにして、夫君はカーレーサーという点もそうですね。
「結局どんな台所でも道具でも料理はできる」というメッセージは、これから本格的に美味しいお料理を作りたいと思っている人々にとって至言ではないでしょうか。