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辻政信と七人の僧―奇才参謀と部下たちの潜行三千里 (光人社NF文庫)

価格: ¥920
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光人社
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面白い!! ★★★★☆
数奇な人生もの(こんなジャンルがあるのかは不明ですが)を読むのが好きな私としては満足できる本でありました。ノモンハンもんを読んでいた時は、この辻という人物を大馬鹿者と思ってましたが、この本を読めばそれなりにその人の人生を評価できるのではないかと思ったり、なかなか難しいです。根本的には軍閥というある特殊な連中が、ある時期日本を牛耳ったことが諸悪の根源なのかなと思ってます。最後にベトナムに消えた心中はやはり不可解で本人にしかわからない。一緒に潜行していた7人の僧侶の人生も戦争に弄ばれた数奇な人生です。
金や名声にこだわらない崇高な一つの生き方 ★★★★☆
敗戦国日本とその戦犯たちを戦勝国の側から評価して批判し、単なる悪と決め付けるのはた易い。またそれに慣らされてその時節と人々の思いに目を向けることに価値がないとしてしまうのは、日本人としての怠慢であるかと思う。辻政信という人の生涯(功罪については種種の評価があり、本書では触れていない)は当時の高級将校としても稀有なものであった。貧しい生い立ち、頭脳明晰、鉄の意志と強靭な肉体を有した人物、不正や怠慢に厳しく部下、民間人にはやさしかった。なぜに終戦後タイ、ラオス、中国を経て日本で潜行したか、日本の再興を信じて「自分はまだ死ねない」という思いであっただろう。戦犯解除で衆議院議員になり政界に参加したが、一途な軍人気質では自分の活躍の場ではなかった。再びラオスに向かい行方不明になる。金や名声にこだわらない崇高な一つの生き方がここにあった。
肯定的に辻政信を描いた本 ★★★☆☆
旧帝国陸軍の高級参謀であり、戦犯にも指名され、戦後は国会議員にもなった辻政信の半生を描いた作品。 シンガポールでの華僑虐殺などで、死後もなお批判される辻を、敗戦後すぐに身を隠したタイでの僧侶時代にともに過ごした部下たちの証言を元に、肯定的に人物を評価している。 逃亡時の様子などは比較的に詳細に書かれているが、彼がその名を世間に広めた華人虐殺の件は、まったくと言っていいほどふれられていない。 やはりそれでは片手落ちの観は拭えないだろう。擁護するにしても、彼を弁護する記述が本書には必要だったはずである。 しかしながら、彼は所詮終戦時将官にはなれなかった人間。 最後の行方不明というセンセーショナルな最後が、彼の存在を実際以上に評価し一人歩きしているのかもしれない。
「ジパング」で一躍有名になった辻政信の伝記 ★★★★☆
いままで、まったく知らなかった人物だが、人気コミック「ジパング」を読んで超気になったのが、石原莞爾とこの辻政信である。で、こういう本を読んでみることにした(安かったし)。

しかし、辻政信という人は、すごい人ですね。あの第2次世界大戦という歴史の中では、どんな人でも結構とんでもない経歴があったりするのですが、この辻政信はすごい。そういう、すごい話を結構淡々とまとめてある。

直接、関係者に取材をしたりして、臨場感もまずまずである。

ただし、潜行三千里の部分は、辻自らの著作「潜行三千里」との重複をさけるためかさらっと流してある。しかし、今はこの「潜行三千里」が入手困難なので、ちょっと悶々としてしまう。

それと、但馬在住者としては、辻が中国からかえってきて萡½㡊¡着いたのが但馬であったというのにびっくりした。

辻政信を知るための本としては、価格も含めてオススメ。