論理的な思考とコミュニケーション。
必要だなと感じながらも、
論理って何？一体どうしたらいいの？という状態の人にとって、
この本は、はじめの一歩になりそうです。
頭であれこれ考えるよりも、まずは手で書くこと。
そうすることで、自分が何に混乱していたのかがはっきり整理されてきます。
それが、この本の役目。
論理とは・・・と、深く深く追求したいという思いには、応えきれそうはありません。

なんというか、モヤモヤした本だ。「世界一優しい」というタイトルの通り、論理的な対話の基本的な項目を例題を交えて簡単に伝えるという趣旨なのだが、そもそも説明の仕方が表面的すぎて、読者の胎に落ちない。この本を読んだ後、読者に何を分かってもらいたいのか、どのようなレベルになってもらいたいのかが分からない。とにかく、著者が簡単（＝表面的）に書いただけ、という印象。

世界一優しいというタイトルをつけるならば、難しいことを優しく伝えて一部分でも出来るようになってもらうことを目標とすべきで、サラッと書くことではないことを著者には理解していただきたい。