何のために何をするのか?
★★★★★
学校や教育についてふれている。
そもそも生きるために必要な知識や経験を得るために
また、それらを「絵に描いた餅」にしないよう
応用できることが学びなんでしょう。
記憶だけでは、依存してしまう。
分からないときに教えてもらうのだから・・・
記憶力の競争で優劣をつけて争うことばかり・・・では?
勝ち負けの世界に、何が残るのか?
不自然な暮らしの中で、非自然の生き方することの意味は?
心の中にある自分の在り方に気づかせてくれると思います。
単独作品というより1章分の内容
★★★☆☆
シリーズを順に読んでますが、だんだん単独では分かりにくい(分かるけど、説得力がそれほどない)内容になっているのでシリーズ順に読むことをオススメします。
今回は学校、教育がテーマなのですが、説かれている内容としては
近年流行っているコーチングやら傾聴であったり教育関係者であれば
かなりベーシックなことなので、改めてここでこの著者が言うようなことでも
ない気がします。
また、批判対象である現在の教育制度になってしまった背景(論拠)と「お金」の関係は
これまでのシリーズ中、一番弱く、説得力に欠けます。
教育の現場では、この作品で描かれているほど退廃的でもないですし、いろんな
試みが行われています。
シリーズにのって、作者のエッセイ的な気軽な内容といった感じかもしれない。
学校、および教育の制度的な批判であったり、具体的な代替制度の提案といったものは
特になく、教育、というくくりでこの本を手に取られた方には物足りないかもしれないです。
”不自然な教育”や”洗脳”とか”影の支配者”とか恐怖を煽るようなことを書いておいて
代替案も示さず、既存の制度を批判するのはちょっと軽率な気がします。
個々人の気づきを与えるのが目的なら、もうすこし丁寧な、元気を与える言葉も
使えたと思います。
ただ、最後の「順位付け」の影響と競争について結婚制度と絡めて書いてあったところは
面白かった。まあ、内容的にはシリーズ2とかぶる部分ですが、「所有」という観念の
不思議さを「お金」だけではなく、人間関係の制度とも絡めているのはユニークな主張
だと思います。
衝撃の内容です。
★★★★★
お金のいらない国シリーズの4作目です。
今回は、学校、教育についてかかれています。
現在問題になっているいじめ、自殺等の問題解決のヒントに溢れています。
また、今回は体外離脱もしています。
お金のいらない国シリーズは、お金の存在しない世界に迷い込んだ青年が、そこに暮らす人々とのかかわりの中から、お金とは何か、仕事とは何かに気づいていく物語で衝撃の内容です。
1作目から読まれることをお薦めします。
短い本の中に沢山の気づきが。頭に石がぶつかるような衝撃です!
★★★★★
この本を読んでとても衝撃を受けました。
今までもこのシリーズは読みましたが今までで一番印象的でした。
心に残った事は2つあります。
★相手を受け入れるではなく受け止める
私は誰かに相談されると「こうしたほうがいい」とか「こうだよきっと」とか
じゃあどうすればいいのといった解決策を自分なりに考えて相手に伝えてしまいます。
でも相手からしてみれば、相手の言ってることを受け止めるだけで、
自分で解決の糸口を見つける事ができるとこの本には書いてありました。
丁度身内の人間と喧嘩した後に読み、「まさにその通り」だと気づきました(笑)
★一人一人がこの社会の異常さ不自然さに気づき行動を起こせば
未来は変えられる!
これはおかしいと感じることでも周りの人たちがそうしていると
「ついついそれでいいんだ」と流されがちです。
でも、終わりなき経済発展、モアモアと欲望する気持ち、環境破壊、
本当にこれでいいのだろうか。
いつもおかしいと思っても周りに合わせる事が多い中、この本を読んで
自分として本当に出来ることに意識して行動することがどれほど大切か
気づかせてもらいました。
ありがとうございます、感謝します。