確かに"重い"作品です
★★★★☆
先ず目につくのはこのシュールなジャケット・アート。そしてアルバム・タイトルのみならず、本作('75年作)に収められた楽曲に込められたメッセージ(歌詞)。
音楽を聴く為に例外なくこのようなコメントを見ていただく必要など無い訳ですが、少なからず本作を聴いてみようと思われた方は、"そこにあるもの"にも十分意識されているのかも知れません。
C.メイフィールドの他作品と比較すると、[3]の様な楽曲を例外的にみれば、圧倒的に"重い"感じを受ける作品ではありますが、それでも敢えて本作を出さずにはいられなかった本人の心に甚く共感する訳です。
ニュー・ソウルの中にあっては、正直、取っ付き易い作品ではないとは思いますが、それ自体が作品のクオリティを左右するものではないでしょうし。