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コフィン・ダンサー〈上〉 (文春文庫)

価格: ¥690
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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   映画化され話題を呼んだ『ボーン・コレクター』に続き、四肢麻痺の科学捜査専門家リンカーン・ライムを主人公としたシリーズ。ベッドから一歩も動かずスーパーコンピュータなみの頭脳で犯人を追い詰めていく異色捜査官の本作における敵は、その刺青から「コフィン・ダンサー(棺桶の前で踊る死神)」と呼ばれる殺し屋。大陪審で大物武器密売人に不利な証言をする予定の証人を消すために雇われた彼によって、民間航空運輸会社の社長兼パイロットがその毒牙にかかり、彼の妻が次の標的に。大陪審まであと2日。追う者と追われる者の息詰まる勝負の行方は…。

   最先端の科学捜査をフィーチャーした綿密なディテール、そのひとつひとつがすべて結末への伏線となっているその構成は見事と言うほかはない。前作に比べて犯人の人物造詣が少々浅いのが気にかかるファンもいそうだが、その分、被害者サイドおよびライムとその仲間たちの造詣はより厚みを増した。特に、ライムの麻痺した四肢の代わりに活動する美貌の捜査官、アメリアの存在感が光る。本作で彼への思慕の念をはっきりと自覚したアメリア。シリーズ3作において、ライムを待ち構える事件の内容はもちろん、皮肉屋で人間関係にきわめて臆病な彼が、彼女によってどう変化するのか。ちょっと下世話なお楽しみを用意しておくあたりも、エンターテイメント作家としての著者の手練だといえる。(梅村千恵)

リンカーンシリーズ初めてでも楽しめる ★★★★☆
リンカーンシリーズは先に作品があるようですが知らずに、こちらから読みました。
しかしとても楽しめます。偶然にも同じ日に遠く離れた母親も、購入して読んでいました(驚)
シンプルなイラストの表紙も好きな感じです。
下巻へと続きますが、事件に合わせてリンカーンとアメリアの関係も気になります。
ライムvsコフィン・ダンサー ★★★★★
「ボーン・コレクター」に続く、ライムシリーズ第二作。

前作では主要登場人物のキャラクターを確立するためか、「洋物ミステリ」によくあるように、登場人物の内面を書き立てる部分が目立っていた。
しかし、その甲斐もあって「コフィン・ダンサー」では非常にスムーズに「事件」に突入し、また集中できる構成になっている。

数年前の事件で四肢麻痺となってしまった科学捜査官のリンカーン・ライムの研究室に、「コフィン・ダンサー」と呼ばれる暗殺者の情報が舞い込む。ある事件について証言する予定となっている三人の人物の一人が殺害された。残りの二人を保護しつつ、「ダンサー」を追わなければならない。
最新の機器を使っての捜査、ライムの頭脳をもってしても、この暗殺者を捕まえることがなかなかできない。まさにライムvsダンサー。互いが裏を読みあい、ときには失敗し、ときには近づき、息もつかせない緊張をはらんだ対決が続けられる。
そして、後半の大どんでん返しは大きな驚きをもたらす。
「息もつかせない」展開。前作を上回る良作だ。
ジャッカルとゴルゴ13 ★★★★★
前作「ボーン・コレクター」が名作なら「コフィン・ダンサー」は最高傑作と賞賛したい。
(あくまで個人的な見解で)

ボーンコレクターでかなり細かく人物接写の説明等がされていたお陰でとても読みやすい。そして今回の敵コフィンダンサーとの純粋なる対決に集中ができた。

全シリーズの中でこの犯人が一番好きだ。サイコ野郎な事は間違いないのだけれども
仕事人・プロフェッショナルというゴルゴ13的な犯人なのである。アメリカ映画で例えるとジャッカルが一番フィットする。

ただ、純粋に依頼された事を実行する。その為なら手段は選らばない。

実際いたら嫌だけどね(笑)でも読んでいると感じるだろうけど主人公よりも魅力的に描かれていてコフィンダンサーが次は何をするか?早く出て来い!といった気持ちにさせられてしまう。

と、いった感じに読んでるとあんなに分厚かった本なのに一晩で最終章まで読み終わってしまう。そろそろ寝ようかと思うんだがここからがシリーズ最高のどんでん返しが待っているのだから眠るわけにはいかない!

人によってはつっこみ所満載です。でもコレは小説。そこまでのリアルさは求めていません。面白ければそれでいいじゃないか。個人的にはそう思います。
最高傑作 ★★★★★
彼の作品の中では最高傑作だと思います。次の章を読まなくてはいられないほど、何かに駆り立てられる緊張感が物語全体に感じられます。
究極のドンデン返し ★★★★★
前作【ボーン・コレクター】が面白すぎたので、速攻でリンカーン・ライムシリーズ2作目の【コフィン・ダンサー】を読みました。
前作のラストの衝撃も凄かったけど、今作は今まで読んだどの小説よりも凄いラストが待ってます。
そこにいたるまでの緻密で圧倒的なディテール、そして綿密に練られた伏線など一度読み出したらページをめくる手が止まらないです。
敵はコフィン・ダンサーと異名をとる神出鬼没の暗殺者。
大物武器密売人に不利な証言をする証人を守るためにリンカーンはダンサーと対峙します。
リンカーンは5年前にダンサーに部下を殺されてる事から、殺された部下達の弔い合戦でもあります。
四肢麻痺で自由に動く事の出来ないリンカーンを、今回もアメリア・サックスが手足として行動します。
そして今やチーム・リンカーンと呼んでもいい面々が再登場します。
脇を固める彼らの温かな人間模様もみものですよ。
捜査機器も前作以上にパワーアップしてるし、ほんの少しの物証だけでダンサーを追いつめていくのは凄いです。
いったいリンカーンの頭の中の構造はどうなってるんでしょうね。

48時間という限られた時間の中でリンカーンとダンサーの息もつかせぬ攻防が詰まっています。
そしてラスト100ページで、とんでもないトリックが明らかになります。
そこまで読むと間違いなくこのシリーズのファンになってしまいますよ。
次作【エンプティ・チェア】を読むのが今から楽しみです。