写真をみているだけで幸せな気持ちになるメルヘンの世界と料理の饗宴。わたしは以前、ＮＨＫの「きょうの料理」で牧野先生に初めて出会いました。その時のレシピはかぼちゃのプリンでしたが・・・第一印象の先生は、語り口調や佇まいすべてがエレガントで一瞬のうちに引き込まれてしましました。
それから牧野先生のことを知りたいと思い、最初に買った本がこの本でした。どれも美味しそうだし、盛り付けも可愛いし、どこか懐かしい雰囲気です。是非みなさん、牧野先生の世界観が見事に反映しているおススメの本です。お子様と一緒に見て、作れる楽しい１冊・・・作らなくても見ているだけでワクワクします。もうすぐ、またＴＶで牧野先生を拝見できるようなので、いまから待ち遠しいです。

物語に出てきた料理のみを探している人であれば、ちょっとはずれかもしれません。本には出てこない想像で作った料理やその国の伝統的な料理も登場しますので。しかし想像で作ったおかげか、かえって物語に対する、著者の素直な思いが伝わってきます。私は各国の伝統料理、変わった食器の紹介など、この本を読んでいて飽きません。