イングランドの社会制度や文化事情
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ロンドンでのお稽古事情や賭け事、男性のファッションやパブリックスクールよもやま話など、イングランドについての雑学を詳しく知れる本です。テーマは様々ですが、どれも面白いです。ただ、歴史に関してはごちゃごちゃと詰め込んで急ぎ足で終わった感じで、不完全燃焼でした。社会制度や文化についてなどの記述には長けた筆者なのに、残念。
イギリスに興味がある人には最適
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タイトルに偽りあり。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの記述はほとんどなく、イングランドについて大部分紙面が割かれている。題名は「イングランドを知るための〜」のほうが相応しいのでは? 本書の構成は内容的に
1章〜12章 現代イギリスの社会制度
13章〜29章 茶、庭園などを切り口に語るイギリス文化について
30章〜39章 シェイクスピアを中心とした文学史
40章〜52章 イギリスの芸術史について
53章〜57章 イギリスの歴史
58章〜65章 イギリス体験記
に分かれており、イギリスの歴史について述べた章がやや駆け足気味で記述不足。 しかし他の部分はそれぞれの担当者が自分の専門分野を生かしつつ、全くイギリスを知らない人でも飽きずに読めるようにうまく書かれている。読んでて「へぇ〜」と思えるトリビア的な知識が満載だ。
イギリスについて少しでも興味がある人なら是非お勧めしたい一冊。
目から鱗が落ちる本
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「英国と言えばイギリスのこと。日本は同じ島国のイギリスから立憲君主制を真似たのだから、イギリスの歴史は日本のそれと似ていて当然。万世一系の皇室があって、国民はほぼ単一の人種からなり・・・」と、かってに思い込んでいた私のような人間には、目から鱗が落ちる本である。英国がこんなに波乱万丈の国だとは思わなかった。高校時代の世界史は、いろんな国がごちゃ混ぜで頭が混乱しただけで苦手だったが、英国だけの歴史をちゃんと読めば、随分面白ろかろうと思った。シェークスピアもハリー・ポッターも、この本を読んだ後なら、興味倍増となるに違いない。
英国の歴史は大河小説
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「英国と言えばイギリスのこと。日本は同じ島国のイギリスから立憲君主制を真似たのだから、イギリスの歴史は日本のそれと似ていて当然。万世一系の皇室があって、国民はほぼ単一の人種からなり・・・」と、かってに思い込んでいた私のような人間には、目から鱗が落ちる本である。英国がこんなに波乱万丈の国だとは思わなかった。高校時代の世界史は、いろんな国がごちゃ混ぜで頭が混乱しただけで苦手だったが、英国だけの歴史をちゃんと読めば、随分面白ろかろうと思った。シェークスピアもハリー・ポッターも、この本を読んだ後なら、興味倍増となるに違いない。