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イギリス人はおかしい―日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔 (文春文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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ただの暴露本...? ★☆☆☆☆
正直がっかりしました。
これではただの有名人の暴露本ではないでしょうか...。
著者の方は海外で暮らすにあたってきっと人には言えない苦労もされたのでしょうが、それにしては、イギリスを賞賛する・しないの問題ではなく、視野の狭い、かなり偏ったエッセイであると感じました。
話の内容は海外で働いて暮らす人なら誰にでも書けそうな日常生活で、わざわざ本にする必要すらないと思います。話があちこち飛びすぎて全体のまとまりも全くありません。
辛口の書評になりますが、イギリスの階級社会の本質を本当に知りたいと思う人にはお勧めできません。
どうしても… ★★☆☆☆
全体の内容としてはすごく面白い本だと思います。普通に4ぐらいつけてもいいです。
ただたった一つ、他の内容を吹き飛ばすほど私のトラウマになってしまった章があったので。
飼い猫に対する行動は、虐待と自分のエゴ以外の何者でもないと思いました。
少なくとも私には吐き気がしそうなほど、ショックな出来事でした。
人は大切な誰かの為に泣くのではなく、その人を失う自分が可哀想で、怖くて泣くのですね。
マークスさんとは逆の視点 ★★★☆☆
リドリー・スコット監督のファンなので、その家に日本人のハウスキーパーがいたということ自体驚きで、買ってみました。
過去にはマークス寿子の本など、イギリスがよくて日本がダメという偏った本が多い買ったですが、これは一般階級の日本人として、上流階級の家で仕事をする話なので、少なくともマークスさんの本よりは共感が持てました。
電話にトラブルがあって、BTに「あんまりぐずぐずしてるとNTTに変えるわよ!」と
言ったあたりなんかは、私も留学中同じような経験があるので、何事も日本のように
ぱっとサービスが提供されないイギリス生活を思い出しました。

本の中では、特にリドリー・スコット監督の年配のお母様の日常生活武勇伝の話は楽しかった。
息子のパートナーに「妾の分際でミセス・スコットを名乗るとは何事!ミセス・スコットは私だけよ!」と言い放つお母様。

普段非常に細かいことで知られるリドリー・スコット監督の、日常を垣間見えたようで
読んでいて楽しかったです。

面白かった! ★★★★★
祇園でホステスでハウスキーパー?
どういうことだろう・・・と思って読んでみたが、今まで読んだ英国本の中でも異色のアプローチが面白く、ぐんぐん読み進むことができた。

いいところも悪いところもあって現実。
著者のフィルターを通したものではあるけれど、いろんな現実を垣間見ることができると思う。
一生懸命体当たりで生きてきた話には説得力があった。

いろんなエピソードがあるが、口ではいろいろ言いながらも、お互いに言葉に出さない愛情と信頼があることを感じるスコット氏のお母様とのエピソードがよかった。
近くにこんなお婆ちゃんがいたら、大変だとは思うけど。。。
正確でしっかりした観点 ★★★★★
マークス寿子氏をはじめとしたイギリス礼賛本を立ち読みして苦々しく思っていたので、それに対する反骨的な、しかし便乗本かと読み始めたら大違い。著者のしっかりとした観点と、それでいて英国の愛すべき点は愛し、尊敬していることがはっきりとわかる良書だと思う。

欧州に、米国に出張するたびに、「どうして欧米礼賛本がこんなに日本でもてはやされるのか?」と疑問に思うほど、欧米の品質、特にサービスのクオリティの酷さにはあきれ果ててきた。それを声高ではなく、でもはっきりした声で語ってくれるところは嬉しい。

補足に書いてある、日本の戦争責任、捕虜虐待に関しても真にフェアな観点からの意見を書いている。他の著者の作品も読んでみたいと思った。