【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:林望/著 出版社名:文芸春秋 シリーズ名:文春文庫 発行年月:1995年09月 関連キーワード:イギリス ワ オイシイ ブンシユン ブンコ いぎりす わ おいしい ぶんしゆん ぶんこ、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384、 ブンゲイ シユンジユウ ブンゲイシユンジユウ 7384 ぶんげい しゆんじゆう ぶんげいしゆんじゆう 7384 アフタヌーン・ティーを飲むと、イギリス文化が見えてくる。フィッシュ・アンド・チップスはオシャレなのか。-不評極まるイギリス料理なれど、イギリス文化を会得すれば、これまた実に美味なるものなり。リンボウ先生のご説、ご覧あれ。日本エッセイスト・クラブ賞受賞の話題作、「新レセピ」のオマケが付いて文庫版登場。 1 塩はふるふる野菜は茄でる2 ワーズワースの林檎倉3 魚よ、お前もか!4 いもか、はたまたパンか5 釣魚大全荘の
気楽に読める
★★★★★
リンボウ先生のエッセイ。イギリスの食事・食文化について分かりやすく、かつおもしろおかしく解説している。やはり食事とは文化に根付いているものなんだなぁと改めて思った。
確かにイギリス料理はまずくて、私もパンとデザートぐらいしかおいしいとは思わなかった。(笑)
リンボウ先生は文章表現が巧みで、ページをめくる度に笑わせてもらった。特に「釣魚大全荘の昼下がり」の章は大爆笑。
はたから見れば、おかしなところがあるイギリス文化だが、合理的でかつ温かみがある点も多く、日本人にも見習ってほしい事も多々ある。
気楽に読めるので疲れた時なんかに気分転換にはいいかも。
愛ある辛口!おいしいデス♪
★★★★★
林先生の初めのイギリス料理の嫌悪から愛に変わるくだり・・・素敵です。
そう・・・素材はとても良いと思います。UK
魚・鳥・牛・羊、日本のモノに比べても変な臭みは感じなかったし
野菜もおいしいし・・・Scotlandのスープはおいしいし・・・
確かに塩けはあまり無いですが・・・自分で調整すれば良し
味覚は感覚の発見・冒険・新鮮・変化ですね♪
クルジェット(ズッキーニ)のトマト煮の
まずさからおいしさに変化するくだりは最高です。
今の日本のチェーン店のまあ、おいしい?まずい?の感覚に
溺れてしまっていた私には、凄く素敵でした。
おいしいモノはおいしい!まずいモノはまずい!
はんぱな中間なんてもういいです。(ナントカ風とか)
味覚にあう合わないは個人の好み。
林先生の絶妙・軽快な語り口から
料理の写真も無いのに、お腹がすく・・・食べてみたくなる。作ってみたくなる。
秀逸の本だと思います。
(料理の写真があっても、食指が湧かない料理の本が沢山あるというのにね♪)
具体的なレシピが紹介されるだけでおかしい
★★★★★
これはとても面白かった!
イギリスはおいしいという題名のくせにのっけからいかにイギリス料理がまずいかを丁寧に説明され、具体的な作り方を示されて、まずいという噂のイギリス料理がどのようにまずいのか実によく判った。あまりのことに笑ってしまった。イギリスはおいしいという本なのに!
その後はそれでもいろいろな、ほんわかしたりすごかったりするイギリス料理のエピソードを踏まえて、とても楽しく、文章も軽くて読みやすかった。
エッセイ物にありがちな最後は書き逃げではなく、1冊の読み物として纏まっているので、読後感のとても良い本だった。
大好きなエッセー
★★★★★
イギリスは食い物のまずいところだと世界的に有名なようだけど、そんなことはないさ。
料理というのは、習慣であるからして。確かに、塩加減がぜんぜんなってないし、魚も野菜も崩れるくらいに全部煮こんじゃって歯ごたえも何もない。でも、イギリス人の個人主義が僕は大好きだし、気のいいやつらなんだよ? 君もイギリスに暮らしてみるといい、
グニャグニャの塩気のない野菜料理もすきになる事、うけあいだぜ!
というようなことが、書いてあるエッセー。
確かに、つまんない愚痴を聞きながら食べる高級焼肉と、 楽しくお話しながら食べるラーメンだったら、 ラーメンのほうがうまいに決まってる。 でも、 イギリスの料理そのものがまずいことには代わりがないんじゃないかしら?
なんていいながら、あたしこのエッセー大好き。もう3回は読んでる。 リンボウ先生の語り口調がいいし、べたべた感傷的じゃないのにイギリスを好きなことがつたわってくるところが好き。
主食と副食という概念が、あちらにはない。 日本に昔からある風習と似通ったところがないと、例えば、ハロウィンなんかを日本に持ち込んでもねずかない。 という、話にはなるほど!と、思った。
文章が小気味いい!
★★★★☆
エッセイ、と言えば気楽で気軽で軽い・・・というイメージでしたが
この本は違います。
リンボウ先生の薀蓄・博学が存分に読めて、
軽いタッチながらもイギリスや料理に関する知識が増えていきます。
面白いですね。
こういう切り口、書き口を
「ユーモアがある」というのだろうな、と思いました。