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渡米50周年記念日本公演

価格: ¥2,800
カテゴリ: CD
ブランド: ティートックレコーズ
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世のCD制作者に問いたい ★★★★★

この作品の演奏内容の素晴らしさは他のレビュアーの方々がコメントされている通りなので割愛する。

この作品を聴いて私は怒りの感情を覚えた。怒りの矛先は現在Jazzの作品を制作している(本作以外の)世のプロデューサーとレコーディング・エンジニア諸氏だ。

Jazzを聴き始めて、またオーディオ・マニアとして、Jazz Piano・編曲に携わって30年になる自分の耳を信じてコメントしたい。この作品は今まで聴いた3,000枚以上のレコード・CDの中でも間違いなく上位5枚に入る優秀な録音である。ライナーノートを読まずに聴いて、全ての楽器の音が演奏者が出した音そのままに鮮烈に捉えられていることに感激した。私はこの4人の演奏家の(PAを通さない)生の音を聴いた経験があるが、このCDには彼らの音が誇張も脚色もなく収録されている。

てっきりJazzを何十年も聴き込んだ凄腕のエンジニアがレコーディングしたものと思った。しかしライナーノートを読んで驚愕した。この作品は、自分自身がRockミュージシャンであり、RockのCD制作を手がける会社を立ち上げた20代の青年社長ただ一人によって録音されたというのだ。彼は今まで一度もJazzを録音した経験が無かった。ライブの録音を経験したこともなかった(この作品は有楽町朝日ホールにおける非公開のライブ録音である)という。彼はただひたすらに自分の耳を信じ、飛び込んできた各楽器の音をそのまま収録しようとしたに違いない。その結果最高の作品が出来上がった。

基本的にJazzはアコースティックな楽器で演奏される。すべての優れたジャズ演奏家は(フレーズのテクニックを磨くことよりも)まず『自分の音色』を創り上げるために日々命がけで精進している。したがってCDの制作者はその演奏家が放つ生の音をオーディオルームにそのまま届けることにのみ注力すべきである。

しかるに昨今の制作者はどうだ。まるで自分が音楽の神であるがごとく振る舞い、演奏者の放つ音に不要な脚色をする輩の何と多いことか。
音楽家が命がけで磨いてきた音を自分がコントロールすればもっと良くなると本気で信じている。
傲慢である。
それを行ったとたん演奏者が放った崇高な音はフィルターに掛けられ制作者の低いレベルまで無理やり引きずり下ろされる。
邪魔なのである。

世のプロデューサー・エンジニア諸氏は「Jazz素人」によって録音されたこの作品を聴いて、大いに自分を恥じ猛省してもらいたいと願うばかりである。
音楽を愛している人たちの作品! ★★★★★
先日、秋吉さんのライブに行きました。

北国のとても小さな会場なのに、プロデューサーさんがこのCDを宣伝に来てました。

思わず感動して買ってしまった(実は2枚目・・)。

ソロ・ピアノによるライブもとてもチャーミング。思いっきりファンになりました。


CDですが、なにか特別のことをしている訳ではないようなのに、自然に嫌みなく格好良い内容です。

小さな音で聴いても、なぜか段々気になってくるというか。。。


こういうジャズ、こういうライブってあまりないような気がします。
間違いなく歴史的名盤 ★★★★★
秋吉敏子の渡米50周年、音楽生活60周年を記念してティートックレコーズ主催&ライブレコーディングの名盤だと思う。

そしてゴールドディスク賞、ジャズディスク大賞、日本ミュージックペンクラブ賞と3つの名誉ある賞を受賞し、皇后美智子様、高円宮妃久子様にも献上されたというが、これが最大手からのリリースではないのだから大変な事件だ。


事実、秋吉さんの他のCDに比べてレック状態がずば抜けて素晴らしい。秋吉さんの生き生きとした自由なピアノがこれでもかと言うくらい奥深く生々しくレックされている。ルー・タバキンのサポートも良い。

今回の歴史的コンサートを最高の状態でCD化されたことを私は心から祝福と感謝を伝えたい。
とてもリアルな音! ★★★★★
第40回ジャズディスク大賞、日本ミュージックペンクラブ賞を獲得したアルバムであるのはご承知の通りであるが、とにかく聴き応えのあるアルバム。ピアノの音がリアルに伝わってくる。秋吉さんの王道の曲がたくさん収録され、演奏はとてもすばらしい。そしてレコーディングの状態もすばらしい。
JAZZ!! ★★★★★
77歳になってもこの人のピアノはけっして円熟しない。
いつまでもごつごつとビバップのスタイルを追っている。
だが、それがいい!
そして、自作曲(7曲中6曲)の素晴らしさ。
きょうびのVレコードとかの甘っちょろいピアノトリオや
風呂場の「ヘ」のようなサックスのバラードアルバムとは対極にある世界。
これこそJAZZなんだと私は思う。
日本人のJAZZでもアメリカのJAZZでもない、TOSHIKOのJAZZ。
最初はなんとも堅苦しいタイトルだと思ったが、
タイトル通り、渡米50周年(toshikoのjazz life)がまさに凝縮されたのがこのアルバムだろう。
この優れたアルバムが誕生したことを、
とくに岩手のジャズクラブのマスターであるプロデューサーに心から感謝したい。