本書には択一型の過去問が4,50題程載っている。労働法は各試験でも得点源とされているようだが、やはり演習量はこれだけでは不十分だろう。また私は受験しなかったが、労働基準監督官試験では労働法の論文試験があるようだ。本書には論文の過去問は載っていないので、別な本で対策する必要がある。問題演習という点も含めて考えると、「一冊で合格」というのは難しいかもしれない。テキストとしては読みやすくお勧めである。