ラフ・トレードからリリースされた初期シングルを集約したもの。これらはすでに廃盤となっており、ファンの間では高値で取引されていた。ここで聴けるのはポスト・パンクが叫ばれる中登場した、個性的かつ唯一無二のサウンド。
【アーティストについて】
1979年英国リーズにて結成。ファルセット・ボイスとハイテック・ソウル・サウンドで80~90年代のニューウェイブ、そしてソウルファンまでも魅了した、グリーン・ガートサイド率いるバンド。
Scritti Politti の原点
★★★★☆
ブレイクする前の Scritti Politti の音源を集めた企画盤。
当時、ROUGH TRADEのコンピレーション「CLEAR CUT」収録曲しか聴いたことがありませんでしたが、13曲全てが個性的。
このガレージ〜ポスト・パンク系のトラックを今聴いても古さはほとんど感じません。
その実験的挑戦は、数々の消えていったバンドやムーブメントを超越していたのでしょう。
出ないとあきらめていたもの
★★★★★
当時グリーンが大好きすぎて、ラフトレード時代の自主制作のレコードをあらゆる手段で購入し、レコードでしか聴けなかったバケツを引きずったような神経衰弱な音源がCDになって聴けることがほんとうにうれしいです!
なかなか新作がでなくていつも待ちくたびれていましたが、あれほど大好きなアーティストは以来できませんでした。
うれしいです。
本当のスクポリファンの人向け
★★★☆☆
本当のスクポリファンの人・グリーンが好きな人向けです。インテリなアートスクール出身のグリーンが若さゆえに初期衝動だけで友達とバンドを作りました。ギターガンガン系で演奏はかなりパンキッシュですが、あの綺麗な声や独特のメロディラインはデビュー当時から全く変わっていません。何よりリリース数が少ないこのバンド。まぁ今でも好きな人にとっては持っておいても損ではない一枚でしょう。
今よりこっちの方が、
★★★★☆
やっとCD化されました。スカスカでワケのわからない雰囲気なんだけど、曲自体はすごくいい!という感じが当時たまらなくかっこよかったです。
80年代ポストパンクマニア向けです
★★★★★
パンクのシングル盤のなかでも、最も入手困難な初期の彼等の音源を集めた作品のため、ほとんどの人が、噂でしか知らない実験的なバンドとして活動していた時期のものです。アルバム以降での彼等のファンにとっては、かなり違和感を感じるものです。感覚的には、ポストパンクで、実験的な雰囲気を求めている人にお勧め。THIS HEATやMETABOLISTと同じベクトルです。今のDISCHORD系バンドに近い雰囲気を感じます。