運用の参考書
★★★☆☆
実際にTRIZを運用しているいろんなメーカーの方々が執筆しただけあって、TRIZをどう使うかという運用の面からは参考になる。しかしながら、TRIZの説明自体が詳しく記載されている訳ではないので、この本の他にTRIZ自体に関する説明書か講習を受けることが必要であろう。チームメンバーがTRIZに関するひととおりの知識を持っていることを前提に、TRIZを運用する際の参考書として用いるのが良い。
アイデア発想のポイントを掴む
★★★★★
12の発明原理を使ったアイデア創出では文中のフローに従い進めることで矛盾を解くための発明の原理あてはめの図を作成することができた。
また、「物理矛盾を解くアイデア発想のプロセス」フローに従うことで、作成したあてはめの図から矛盾を解くための発明の原理のアイデアの図を完成することが出来、アイデアを結合、評価と選定を進めることで最終アイデアを決定することが出来ることが理解できた。これら一連のプロセスは今後のアイデア創出のノウハウとしてうまく活用が出来そうである。今後社内チームメンバーと協力してこれら一連のプロセスを試す予定である。
12の発明原理だけで優れたアイデア発想の手順を説明
★★★★★
TRIZの12の発明原理だけを使い、「自動回転扉で人を挟まない」問題解決を事例としての実例での説明と、発明原理の事例紹介では、発想のポイントの理解を深めるために一貫してボトルを用いて説明するなどの工夫により、大変わかりやすい。また、グループでのアイデア発想の場面では、12の発明原理の意味を共有することで、効率よくアイデア発想が出来、実践向けのアイデア発想の手順書としての活用を図ることが出来ました。