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死亡推定時刻 (光文社文庫)

価格: ¥780
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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犯罪の取調べから裁判までの真実 ★★★★★
女子中学生の誘拐殺人事件の発生から裁判までを描いた作品.
通常のミステリーでは犯人当てやトリックといった謎が暴かれるまでに主眼が置かれるが,
本作品では,警察捜査・取調べの実態,法医学者とのずぶずぶの関係,
裁判や捜査に見え隠れする個人個人の思惑が詳細に描かれている.

中心的な人物だけでなく,ちょっとした人物の心の機微が
捜査や裁判の行方に影響する様子がリアルに描かれていて
やはり人間のすることなのだなと実感させられる.
しかも悪い意味で人間的な部分が強調されている.

それにしても警察はともかく,司法や法医学者の実態がこれに近いとしたら,かなりショッキングである.
弁護士や検察はまだしも,法医学者が事実を捻じ曲げたり,
裁判官までが恣意的に,真実に迫る姿勢をとらないのではいったい何を信じればよいのか.
リアリティがあるだけに,フィクションとわかっていても,何やら不安な気持ちになる.
おもしろかった・・・けど ★★★★☆
無実の青年は少し頭が悪すぎるように感じ、いくらなんでもそんな
発言しちゃだめだろって突っ込みたくなる箇所が何点もあった。

まあ取調べで被疑者(で合ってます?)が証言の強要をさせられてしまうことが
話題になっていますが、はたしてこれほどまで馬鹿なの?と思いました。

でも面白いのでお勧めします!
面白い! ★★★★★
冤罪をテーマにした作品。作者が法律の専門家というだけあり、描写にはリアリティというか、「ふむふむなるほど」と勉強になる事が多いです!自分がもし、冤罪で捕まった時参考になりそうな感じさえしました。

作品の最後にある格言はこの作品というか人生そのものを表している気がし、「どんな事象も、様々な要因が複雑に絡み合って形成されている。短絡的に物事を考え、ある特定の物事だけを注視してそれに対して恨んでみたり、妬んでみたり、喜んでみたりと一喜一憂してはならない」という事を教えられただけでもこの作品を読んだ甲斐がありました。

娯楽として小説というものを読む以上、基本的には大団円で終わって欲しいのですがこの作品はそうは行きませんでした。しかし同じ冤罪を扱った映画「それでも僕はやっていない」同様、真実に向けて再度歩みだし諦めないという主人公の姿勢だけが救いでした。
消化出来ない!! ★☆☆☆☆
ストーリーも描写も良いですね。
他のレビューにもありますが、ドキュメンタリーとして
知識アップもなるでしょう。

只、後半はおかしな理屈になってないか??
冤罪を防げるの方法があるのに何故???

この登場人物達の精神構造が全く理解出来ない。
ズドーンとガッカリして★1個!!
作者が、何が何でも冤罪事件にしたかったような ★★★★☆
警察が無実の青年を無理やり犯人に仕立てた、というより、
作者が、何が何でも冤罪事件を書きたかったのではないかと
感じてしまった。この事件の捜査は、あまりにも杜撰な点や、
無理な展開が多すぎるように思える。

警察での自供の取り方など、漫才かギャグ漫画を見ている
ようだった。現実でもこのような事が行われているとしたら怖い。

この作品は、ミステリーというよりリーガル・サスペンスと言った
方が良いのだろう。警察や検察、裁判官と弁護士などのやり取
りが中心となる。作者は現役の法律家という事でリアリティーが
ある。しかし、真犯人の視点がないなど、物足りない点もあった。

ラストも、これで終わってしまうのか、という気がした。
この先も、もう少し続きを読みたいと感じた。