『あなたは必ず救われる』の続編である。
『生命の実相』を読んだにもかかわらず、なかなか現実世界が思うように運ばない凡夫に向けて書かれた一冊である。
藤原敏之氏が解答を与えんと取り組まれた設問はただ一つ、

「雅春先生の本を読んだけど、なんで私は救われないの？」

というものになる。

非常に難解な設問であり、現実の成果を「目に見えるかたちで指し示す」のは難しいことのように考える読者も多いことであろう。
ところがこの藤原先生とは、
「医者が見離した患者を治すのが、私の楽しみ」
と断言される稀人なのである。
そして実際、「雅春先生の本を読んだけど、なんで私は救われないの？」との問いを発する人々に対して「現象面での成果」を導き出す力（そして実例）をお持ちの方なのである。

谷口雅春師の高足が、「雅春先生の本を読んだけど、なんで私は救われないの？」という問いに対して発せられた具体的アドヴァイスとはなにであろうか？

本書と『あなたは必ず救われる』を読まれれば、了解されることは言うまでもない。
『生命の実相』を読んだにもかかわらず、なぜか現実世界が整ってこないという愚生のような（救い難き）凡夫であれば、本書読了後、「感涙にむせぶ」という経験をされるであろうことを保証する。
『生命の実相』を読んだあと、是非読まれることをお勧めしたい一冊である。