インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ぶたぶた日記 (光文社文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
Amazon.co.jpで確認
ぶたぶたはテレビ・ビデオ出演不可 ★★★★★
山崎ぶたぶたは、普通の日常生活を送っているぬいぐるみ?かつ人格者だ。仕事もするし、ビールも飲む。文章も上手だ。それは直接出会った人でしか、確認出来ない。たとえテレビやビデオ出演したとしても、ぬいぐるみのショーだと思われるだけだ。写真を撮っても、普通のぬいぐるみにしか見えない。

本書中の「紅茶好きの苦悩」では、ぶたぶたがぬいぐるみである事が、家族を警戒させる。主人がぶたぶたの事を話すと、家族に認知症だと思われてしまうのだ。最後は精神科受診まで勧められるのは傑作だ。

こんなぶたぶたは、本当の紳士なのだ。
他人に対して、深い思い遣りを示す。
まさに癒し系だ。

著者の話題は、精神科関連の内容に言及する事が多々ある。
著者は精神医学や心理学にも造詣が深い。

また本書では、作家の苦悩を、ぶたぶたを通して、
ひそかに表出しているのかも知れない。
暖かくなる物語 ★★★★★
ぶたぶたさんは、ひょんなことからエッセイの講座に通うことになります。
そこで出会った人々との交流が丁寧に書かれてます。
うまく行っている人は少なくて、みんな悩んで、つまずいている。
でもなぜかぶたぶたさんが関わると幸せに感じてしまうのです。
寒い今の時期こそ、読んで心から暖まってください。
ぶたぶたさん・・・大好きです。
疲れた時にオススメ ★★★★★
主人公の名前は山崎ぶたぶた。渋い声の中年で可愛い妻と娘2人がおり、家庭を大切にし、人に誠実で懐が深い、今時珍しいほどの理想的な男性だ。彼の容姿が桜色のぶたのぬいぐるみ(大きさはバレーボールくらい、黒ビーズの点目、そっくり返った耳、突き出た鼻。手足の先と耳の内側には濃いピンクのベルベットが貼ってある)でなければ、思わず惚れてしまってもおかしくはない。人々はその外見に様々な反応を示し、ぎゅっと抱きしめたい気分に捕らわれながら、その中身に対して敬意を払う。
ちょっと疲れた時などは必読のこのシリーズ、オススメです。
なんかこう癒されるのだ。
ぶたのぬいぐるみという容姿にももちろんだけど、きっとぶたぶたさんの人柄に。
お久しぶりです。ぶたぶたさん ★★★★☆
 やっと、帰ってきた「山崎ぶたぶたさん」今回も、とても楽しく読めました。私の近くにも、ぜひ、1匹?いや、1人ほしいです。
 声は、落ち着いた中年のおじさんなのに、とてもラブリーな愛嬌のある姿で、周りの人を幸せにしていき、まわりから幸せにしてもらっているぬいぐるみ。
 今までの作品にはなかった、「ぶたぶたさん」の本当の生活や心の奥底にある心理が見えてきます。
 また「山崎ぶたぶた」さんが、でてくるのを待ってまーす。
大好きなぶたぶたとの出会い ★★★★★
かわいらしい外見。ピンクのぶたのぬいぐるみ。
なぜ歩いてるの?なぜ喋ってるの?なぜおっさんなの?!
そんな読者の疑問の声を無視して物語は突っ走る。
いくつか読んだぶたぶたシリーズでこの『ぶたぶた日記』が一番面白かった。

前向きな姿勢。優しくて謙虚で、人懐っこい…。
一見、人からねたまれそうなほど人間として大切なもの・正しいものを手に入れているぶたぶた。
それでもぬいぐるみの姿だから嫌味がないのか?
…と思っていたらそんな考えが覆される本編最後のお話『今までで一番怖かったこと』
ほんわか癒し系の内容が続いた最後にこの話を持ってくるとは…。
ぶたぶたがどうしてこんなに優しくて、人懐っこくて、謙虚で、明るい
のかがわかる。
多くの悪意とそれと同じだけかそれ以上の善意に挟まれながら生きているぶたぶたを知ったら、少し元気が出て前向きになれた。
本当に明るく頑張っている人は、本当に辛くて、苦しくて、キツイことを経験して、他人の手を借りながらもそれを乗り越えた人なんだと思った。