ポオが書いた一番長い小説「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」が収録されています。話も長いけどタイトルも長い。
とはいっても,他作品に比べると長いというだけで,他5作を一緒に収録しても450P程度しかないので,途中で力尽きることはないでしょう。むしろ,短いくらいです。お話の最後は,わざとなのか,飽きたのか。もうちょっと,書いてほしかった。
ストーリーは,ピム少年ができ心で,親に黙って友達の船に乗り込むところから始まります。船での叛乱,漂流生活,南の島での原住民との戦闘,そして未知の大陸へ。
こうやって書くと,割とありがちな冒険小説の題目ですが,そこはポオということで。
ピムの話ばかり書いてしまいましたが,僕のお気に入りは,「群衆の人」。