表紙に惹かれて購入。この方の作品を読むのは初めてです。
初めに収録されている三作はポップな感じ。絵柄はお洒落なのに会話のやりとりは軽快な感じで読みやすかったです。
「my dear」「夢みた週末」はヒゲのオジサンがくまのぬいぐるみを大切にしてるのが何ともかわいかったです。
私は「キミの食卓、僕の食卓」が一番好きです。高校生二人組のお話。お菓子ばかり食べる能天気なスズキ。スズキの世話を焼くヤマダ。何でもそこそここなすヤマダは自分の進路に無関心なのに、スズキの成績のことはめちゃくちゃ気にして料理まで頑張ってしまう。ドラマチックなことは起こらないんだけど、この2人見ていると幸せになれそう。
「赤日」もメインは高校生同士ですが、まだ付き合う前のもどかしいお話です。なかなか想い通りにいかない切なさもありますがハッピーエンドです(おそらく)
残りはすべて短編です。雰囲気で読ませる作品が多いです。行間を読み取らなきゃいけないので私にはちょっとわかりづらく感じるところもありました。痛みのあるものもあります。「メルヘン」と「ELECTRO」がお気に入りです。
「凡庸」は4Pのカラーマンガです。最後にピリッとしたのがきました。オールカラーマンガ珍しい試みだと思います。

雰囲気あってオシャレでまったりしたものが読みたくなって
表紙でチョイスしましたが、想像以上に面白かったです
【フィー○ヤング】系ＢＬ？
個性的でオシャレで飄々とした作風ながら
「なんとなく」だけじゃなくってちゃんと内容もあった！！


表題作
大きなクマのぬいぐるみに愛情を注いでいた一人時間を満喫してた男が
明るく元気な隣人に色々振り回されて、最初は迷惑していたが・・・・・

ちょっとありがちかなぁ？と思いましたが
クマの使い方や会話重視で進む丁寧な作り
何よりこの絵と雰囲気にピッタリの世界観でした

世話焼き×甘党エロバカ
コレ！！すごく可愛かった〜
微笑ましくって一番好きだった
甘党エロバカな子のフニャフニャ具合とかが可愛い

仲の良い友達同士
この後、どうなるのか続きが気になります
ＢＬになる前？で終わってる感じ

前半の３作品はスィート
後半はショートショートの短編数作で
スタイリッシュでちょっとビターなお話しでした

オシャレな絵柄に白黒構図が個性的
会話やちょっとしたコマにセンスを感じます
内容自体は日常系
キラキラした美形やかわい子好き
起承転結がハッキリある王道もの
ラブラブ＆ストーリー重視
そういうのを求めると物足りないかもしれません

エロ描写もけっこう少ないです
私は、反対にこの作品にはあっていたと思います

雰囲気重視ＢＬは本当雰囲気だけになってしまうのに
その雰囲気しっかりと確立して作者の世界ができています
絵柄も崩れがなく、オシャレでコケティッシュ
同じような作家を見ないのでハマってしまいました