主演の俳優が華があって、惹きこまれる。イエスの言葉を心に刻み、お金や名声に興味を見せなかった、フランチェスコ。気高き魂は如何に彼に宿ったのか？そのへんは描かれていないが、純粋な魂にムスリム教徒も、和解に応じたとか。物凄い感化力だ。ヨーロッパに広がるキリスト教。誠実な魂にはこれ程の力が宿るのか？

イギリスのスピリチュアル。シルバーバーチの霊訓では、イエスに洗礼を施したヨハネ、イエスも、別に女性との交際は持っても全く問題ないとの事。なのに、使徒は神に全てを捧げて交際するなという。そこには、違和感を感じる。

ムスリム教で聖クルアーンが下ろされ、アメリカではユタ州近辺にはモルモンの書が下ろされ、戦中戦後、イギリス、アメリカでスピリチュアルが下っている。こういう動きは冷静に勉強するものだと思うけれど。同じ啓典の民なのに、争うのは人としての努力、寛容さが足りないと思う。
　この映画を観て得るところあらんことを。

「聖フランチェスコ」が大好きで、彼の事を視覚的に知りたくて今回購入。
Brother　Sun　Sister　Moon　と多少描き方が異なっていますし、
いくらかの前知識は（私のように仏教徒だと特に）必要ですが、
それでもフランチェスコの実像を示してくれる、素敵な作品です。
（余談ですが…ブラザー〜もこちらも、パオロが最初は悪役で登場するあたりが
ちょっと笑えます。）

ブラザー〜で暖かい気持ちにさせてくれるのに対し
こちらは、彼自身の生き方に強く涙します。

私にとって、大きな作品になりました☆