最高にスリリングなデビューアルバム!!!
★★★★★
1989年、MR.BIGの1stアルバムです。
MR.BIGは、
Eric Martin (Vo, Eric Martin Band), Paul Gilbert (G, RACER X),
Billy Sheehan (B, TALAS, David Lee Roth Band), Pat Torpey (Dr, Ted Nugent Band, IMPELLITTERI)
。。。という、猛者4人組バンドです。
MR.BIGというと、やはり、2nd「Lean into It」が有名です。
完成度から言えば、私も、2nd「Lean into It」が、MR.BIGの代表作だと思います。
。。。ただ、このアルバムは、未完成ゆえの「スリル!」が充満したアルバムです。
ほとんど、スタジオライブ的な録音で、無駄な装飾は、一切無し!
MR.BIGの歌唱力・演奏力の凄さが、ドカドカ! ダイレクトに!、最も伝わってくるアルバムです。
Liveでもおなじみの tr. 1 "Addicted to that Rush"
Ericのソウルフルなボーカルが素晴らしい tr. 4 "Had Enough", tr. 7 "Big Love"
初期の名バラード tr. 9 "Anything for You"。。。などなど、魅力的な楽曲が満載です。
MR.BIGファンは、必携!
ギターやベースを「演奏する人」「演奏していた人」は、
MR. BIGの凄さが最も分かりやすいアルバムだと思いますので、オススメします。
MR. BIGの代表作は、
リスナーとしては、2nd「Lean Into It」
楽器を演奏する人としては、1st「Mr. Big」だと思います。
個人的には、「VAN HALENの1stアルバム」と「MR.BIGの1stアルバム」は、
「ロックのスリル!」に満ちあふれた、名デビューアルバムだと思います。
偶然の奇跡
★★★★★
「FREEの様なブルース基調の音楽を作りたい!!」これがMR.BIG結成となった考えです。
そして世界中のメタルファンが固唾をのみメンバーの発表を待っていました。
そんな中ギタリストに選ばれたのが、あの「光速」Paul Gilbertでした。
ベースにBilly Sheehan、ギターにPaulと言う時点で、ブルースには程遠い物になると考えてしまうのは僕だけではないでしょう。
案の定、完成した音楽はブルースとは違うものでした。しかし!!! この二人が組んだ事により、方向性は違えど、すばらしい曲ができたのです。それが「Addicted To That Rush」です!!
この曲のイントロ(Tappingによるベースとギターのユニゾン)には、初めて聴く方は、どきもを抜かれるでしょう。
名実共に世界一のメンバーが作曲したからこそ完成された名盤です。
弦楽器の美学の頂点の一つがここにあります!!