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QED 鬼の城伝説 (講談社文庫)

価格: ¥770
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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旅情サスペンスみたいになってきたなぁ ★★☆☆☆
おなじみのQEDシリーズです。
今回は吉備で昔話の桃太郎に込められた騙りを暴きます。
ただ、
さすがに桃太郎についてはもう語り尽くされていて、なのか
さすがにこれだけ長いシリーズだとマンネリ化、なのか
あまり新味のある話ではありません。
現代の殺人事件の解決もかなり無理矢理、という印象です。
だんだんこのシリーズ、旅情サスペンスみたいになってきたなぁ
と、少し残念な感想です。
吉備路の伝説の裏読みで「鬼」を知る ★★★★☆
岡山県総社の外れの小村にある鬼野辺家では「鬼野辺の釜が鳴ると、主が死ぬ」という。その鬼野辺家の長男健爾が、南京錠のかかった土蔵の中央に生首、土蔵の隅に胴体が転がった状態で発見される。発見者は婚約者の妙見明日香。明日香の友人の投書を受けこの怪奇事件の取材に行く小松崎。それに合わせた崇の吉備津彦命に関わる神社探訪と奈々・沙織の同行。その案内役を明日香の友人達が努める。吉備津神社に伝わる「鳴釜神事」。吉備津彦命による温羅退治伝説。温羅の本拠地とされた鬼の城。桃太郎伝説の含意。伝説・伝承と征服された吉備の製鉄(タタラ)の民との関わりが崇により明らかにされていく。一方、その友人を仲介に鬼野辺家の言い伝えに絡む殺人事件の謎解きに崇が関わっていく。各ストーリーが並行して展開されながら、「鬼」という語が接点となり、また「鬼」とは何かが明らかになる。吉備路の伝説・伝承の裏読みに導かれ知的好奇心をそそられた。吉備路観光の際には手軽な深掘りガイドブックとして携えていき、再読したいものだ。
桃太郎伝説の真相 ★★★★☆
~岡山で起きた密室殺人と、桃太郎伝説の裏に隠された歴史の真相。

天才型探偵のタタルが用事で後から到着する、というあたりもミステリの定番ですね。

密室殺人についてはそれほど驚愕のトリックはありませんでしたが、
桃太郎伝説についてはまあまあ。

桃太郎については『古事記』と、井沢元彦の著作を読んでいたので、
実にすんなりと理解できま~~した。
こちらについては絶対に真相だとは信じきれませんが、少なくとも筋は通っています。
日本古代史に詳しくない人は“真実”と思ってもらえるだけの内容でしょう。

しかし何作読んでもこのシリーズは食玩と同じで、
主と従が逆転している感じがします。
歴史の謎がメインで、殺人がおまけになっている、という感じです。
相乗効果という感じがし~~ない/ミステリーとして昇華されていないのが惜しい。~

思いかけずのめり込みました。 ★★★★☆
仕事でお付き合いのある社長さんより薦められて、初めてこの作者の作品を読んでみたのですがとても面白かったです。
歴史物は自分の分野ではないのですが、作者の知識レベルが非常に高い(資料集めが上手い?)ので
ただの歴史物では得られない満足感が得られました。
社長さんが「シリーズ中、本作品が一番面白い!!」と言ってたのですが過去の作品も読んでみたくなりました。
二人の恋愛成就なるか? ★★★☆☆
桑原崇がなかなか登場しなかったのはもどかしかったが、つい最近、岡山に行ったところだったので、温羅・桃太郎の話など、非常に面白く読めた。
(代わりに、地元の女の子二人(異様に詳しい)と棚旗沙織の解説で物語は進む。)

本シリーズの面白さは、「行ったことのある場所、これから行く場所に対する認識が変わる」ところにあるのではないだろうか。

そしてもう一つの面白さは、、、やはり棚旗奈々と桑原崇の恋愛(?)物語だろう。
本書における桑原崇の意味深な言動、棚旗奈々のあからさまな態度。
次作での大きな進展ありか・・・?
今後の二人に注目だ。