例えば、A(主婦が多い町)、B(学生が多い町)、C(高齢者が多い町)では、
洋服のお店も食事するお店も形態が違うし売り方を変えなくてはいけない!
わかっていそうで、なるほどと思わせる部分もあります。
また、構成においても、一般のテキストがマーケティングの定義から始まる傾向にあるのに対して、「なぜマーケティングが必要なのか?」から始めており、初心者が理解しやすいように十分に配慮している。
「マーケティングの基本コンセプトはこんなにもわかりやすく解説できる」ということを実証した点で本書は高く評価できる。
このような本が、大学の入門用テキストとして使われ始めれば、マーケティングも大きく変わると思う。
これだけでも価値がある。
欲を言えば、この本で入り口を開いて、その先どういった本を読み進めば良いかといったガイドをつけて貰ったら言うこと無しだな。せめて参考文献リストは欲しかった。
星が5個でなくて4個なのはそういう理由です。