猫と遊ぶ教授がかわいい
★★★★★
娘の中の教授が大きすぎて壁にぶちあたってしまうヒロミツと世津子の気持ちがなんとなくわかった。
机上の論理でない教育。
★★★★★
何事においても、まずどうしてであろうか?と思う気持ちとそれに対する探求心が必要と孫の華子に説く教授。
難解な言葉に戸惑う華子にクラスメートが近づく。
幼児にありがちな行動を起こすが、教授はきちんと対処する。
成人を超えた人間も唸らせる。
清々しいまでの真っ直ぐさ
★★★★☆
天才肌の大学教授の毎日をユーモラスに描きながらも、考えさせるテーマがそこここにちりばめられている。柳澤教授の研究に対するひたむきさは、教え子や周囲の教授陣に対しても同じだ。いや、大学だけではなく、家族や近所の人たちにも公平な態度を持って接している。孫の華子に対しても変わらない。もちろん、現代社会において世間を渡っていこうとすれば、期に応じて態度を変えざるをえないし、そんなことでストレスをためている人も多いと思う。……なんていう人こそ、この作品を読むとすがすがしい気分になれることうけあいの作品だ。