盗賊とお姫様いう童話のような題材に惹かれ購入。
ロマンはあって良いのですが…
初心者ということもあって線が荒いです。
話の構成ももう少し工夫すればとても素晴らしいと思うのですが
盛り上がりに欠けるように思いました。
今後に期待、です。

ある王国の箱入り王女が、三獣士と呼ばれる盗賊と共に冒険するファンタジー。
王女バイオレットは世界を巡り、様々な人々と触れ合って、王国に相応しい王女になるために自ら盗賊と城を飛び出す。
鴉・鳥のような跳躍力を持つ無口な黒髪の男
朽縄・鍵開けが得意な口の悪い紅髪の男
ルナール・変装が得意な無類の女好きの金髪の男

まず画の綺麗さ、丁寧さに圧倒!
そこらの大御所漫画家より綺麗です。
二話しか収録されてませんが一話が80ページもありますw(°□°)w
キャラも全て魅力的で、二話に出て来るおばあさんまでが美しい……!
戦闘シーンの身体の動きも少年漫画並です。

ただ、恋愛の進行が早過ぎるような……
二話目で主人公が鴉を好きになるのはちょっと、えっ…と思いました。
もう少し主人公に世界を見せて、色々勉強してからにしてほしい…
いきなり三獣士とも好意があるのはいただけませんでした。

　最近の少女マンガって学園もの、現代ものが多いからファンタジーって珍しい気がします。
　盗賊、姫、ファンタジーあたりにピンときたので読んでみました。

　王道ですね。世間知らずの姫が盗賊と出会って旅に出る。姫なのにそんな簡単に出てっていいのか、とは思ったけど、まあツッコミ入れる方が野暮なんだろう。盗賊三人もキャラが立ってて分かりやすいです。姫のキャラも箱入りお人よしお姫様って感じでベタだけど、イライラするほどではない。
　盗賊というわりに2回とも盗みが微妙なのはどうなんだろう…。盗賊するにもお金かかると思うんだけど、資金はどこから……とか変なこと考えると楽しめないかもしれないです。

　絵は新人さんらしい稚拙さもあるけど、丁寧で綺麗だと思う。これからどんどんうまくなりそう。背景の書き込みも細かいし。
　ストーリーは普通。
　気になったのはファンタジーと言いつつ、衣装がどことなく現代風なこと。特に盗賊。ヒロインのドレス姿とかはかわいいんだけど、どうも彼らの服が現代っぽくて引っかかる。

　姫と盗賊の鴉が子どもの頃、初めて出会うシーンはとても印象的でした。

　どんなふうにまとめるんでしょうか。続きも気になります。

ミユキ蜜蜂先生の初コミックスである「姫君と三匹の獣」ですが新人とは思えないほど美しい絵とストーリーの面白さにすごく驚きました。主人公バイオレットを始めとする魅力的なキャラクターたちがたくさん出てきます。王国重臣のシドがやや過保護なところもいいなぁと思いました。帯に描いてある登場人物の紹介でルナールを最初見たときにクールなキャラかとばかり思っていたら本を開いてみたらびっくり全然クールじゃなかったです(笑)鴉と朽縄は見たまんまの性格でした。巻末のキャラ紹介ページがなんかみんな妙にセクシーでした(←失礼)面白かったので2巻も買いたいなぁと思ってます!

作者さんの初コミックスということで、帯に「超大型新人、美麗な画力、力強いドラマ」と宣伝されてました。が、画力の方は確かにあって綺麗で読みやすいですが話の内容としてはいまいちでした。まず一国の王女が外の世界をよく知りたいからというだけの理由で泥棒３人組みと旅に出るという設定に無理があるかなと思いました。（それをあっさり認めてしまう女王陛下も謎。）相手役はともかく残り２人のメンバーがかなり足手まといな王女を連れていこうと思う過程もよくわからないです。
読みきり作品として１話で終わっていたら、それなりに楽しめたとは思いますが、長期連載化するべき話ではないと思います。
絵柄はとても好みなので次回作に期待したいです。