キャラデザインなどを見ると、低年齢層をターゲットにしたゲームのようですが、意外とストイックにやり込むタイプのゲームです。一人でも十分にクリアできますが、マルチプレイができる環境であれば、より楽しめます。

ゲーム自体は、自キャラを強化しながらダンジョンを進んでいく、アクションＲＰＧです。

やれることも多く、自キャラの育成はもとより、武器防具の製作・強化、料理、メダリオンの収集など、かなり時間がかかります。特に武器防具の製作・強化については、その時々で品質に差が出るので、高性能なものを作るやり込みもあります。

ゲームの進行のバランスもよく、だんだん敵が強くなる感じや、それに伴う自分の強化も申し分ないと思います。終盤になると、かなり敵も強くなってきますから、そのあたりになると、周りにマルチプレイができる友人などがいれば、ずいぶん助かると思います。

また、ダンジョンは５階ずつで一つのブロックとして分けられているのですが、そのブロック毎の内容を変えられる点も良かったと思います。ある程度まで進んだらダンジョンの内容を変えて、気軽に気分転換ができます。新たな展開・敵・アイテムを発見することによって、それまでのダンジョンで行き詰まっていても、再び自分を強化しなおして、さらに進むことができます。

これといったマイナス点はありませんが、武器防具の製作について、ある程度まで製作レベルがあがると、それ以降は武器・防具・アクセサリーのどれか一つに特化しなければならないところでしょうか。つまり、自分の選んだ種類以外の製作レベルが上がらなくなるので、選ばなかったカテゴリーのものは、新しいものが作れなくなってしまいます。この点でも、周りに他にこのゲームをやっている方がいれば協力できますが、ソロプレイでは諦めるしか手がありません。このシステムのため、ソロプレイのみでは全ての武器防具などを手に入れることは不可能となっています。それでもゲームの難易度自体は、どのカテゴリーの製作レベルを上げていっても一人でもクリアできる範囲だと思います。

非常に高いレベルでまとまった、良作だと思います。マルチプレイを想定した色々な仕掛けもありつつ、一人でのプレイにも無理がありません。キャラ操作も簡単なので、幅広い方にオススメできます。

ARPGの中でもディアブロやルーンジェイドのようにシンプルな操作＆強化で群がる敵を倒していく
ハック＆スラッシュゲームが好きなのだが、このゲームの雰囲気はそれらとは異なり、自分には合わなかった。

1.アクション面
・ダンジョンに潜ると区切られた部屋ごとに2、3体の敵キャラがおり、それを各個撃破していくのだが、
　不意に現れる敵、どこまでも追ってくる敵、画面外からの攻撃などがなく、全滅のデメリットもないためスリル皆無。
・攻撃はボタン連打で連続攻撃→硬直の流れ。アクションとしては地味な割にテンポが悪い。
　また、薙ぎ（横に払う）のモーションなのに斜め前の当たり判定が微妙で、宝箱などに空振りして苛立つ。
　武器タイプ毎にモーションや速度を変えて、8方向・コンボ無しの1振りだけの方がテンポが良いのにと思う。

2.育成強化面
・レベルアップ時に上がる能力が選べず、職業ごとに違いはあるが強化の自由度は低い。
・上位装備への制限が一律で10レベル区切りと、進行と乖離しておりあまりにも雑。
・能力アップの「料理」に使う素材の、入手と活用のタイミング取り（レベルデザイン）がなされていない。
　最初からメニューは公開されているのに材料が多すぎて活用できずストレスになる。それならば有る程度材料が揃う
　タイミングで、メニューも条件取得により段階的にロック解除という設計の方が良いと思う。
　
3.その他
・メジャータイトルでもないのにすれ違いや協力プレイを前提とした作りに腹が立つ。（Wifi非対応）
　何人と繋がらないとレアアイテムが開放されないなどという状況がしつこく繰り返される。それも1人や2人じゃないし。
・レアアイテムを入手するための「秘密の呪文」というパスワードがあるのだが、スクエニやVジャンプにこれでもかと
　ヨイショする内容を打たされる。おまけに文字入力画面がタッチペン非対応。酷過ぎる。
　自分としてはこの（最後の）1点だけで充分に嫌になったので、早々にリタイアした。

「売り気」が旺盛なのは結構だが、ユーモアに転化させられないのならせめて作品の本質に向けてほしく思う。
好きなジャンルのゲームだけに残念。

パケからは子ども向けの印象がありますが、やりこみ要素は中々。
一人プレイだと難易度は高めです。
全体的にマルチプレイ前提の要素が多すぎる。一人だと楽しみきれないかも。
そこに目をつぶれば基本的な所は結構いい出来だと思います。

良いところ
・テキストセンスが大変良い。
開始直後の王様やNPCのクエストでのセリフが妙に面白い。
ユニーク過ぎるくらい。シリアスの方も結構深い。
・料理したり鍛冶したりが楽しい
防具扱いで服や帽子が作れるのは楽しかった。ちゃんと見た目も変わる。
メイド服やセーラー服とか学ランとかもある上、男女で限定してないので男装・女装できる。
作るたびに色々と効果が付いたり、作ってるときのキャラの動きも面白い。
あと、服は脱ぐこともできる。下着は残りますけど。
・キャラが可愛い
一人一人が可愛いです。
攻略本は大きめのイラストが載っているのでそちらもオススメします。

悪いとこ
・強い武器作るのがマルチプレイ前提
・強い防具作るのがマルチ前提
・強いアクセry
というか、鍛冶は職人レベルが一定になると武器・防具・アクセのどれか一つを選んで専門マスターにされる。選択しなかったジャンルの物はあまり強いのが作れない。
選ばなかったジャンルの強い装備は通信しないと手に入らない。
仮に通信プレイできる環境だったとしても、下手したらジャンルが被る。
・武器や技を鍛えるのにも終盤は通信プレイ限定のアイテムが要る
・漬物屋がクソめんどい
限定アイテムをそろえるために漬物屋を何度も立ち寄るのはかなりしんどい。
次回作からは島にいて下さい。
・納刀、抜刀のシステム
納刀時と抜刀時では移動速度が全然違うので敵に会う→抜刀、倒す→納刀、を繰り返すはめになる。面倒でテンポ悪い。
・料理、鍛冶するたびにセーブされる。
テンポ悪いし、萎える。
・通信要素が多いのにwifi非対応

逆に言えば通信が充実していれば相当楽しめると思います。
相手の島やダンジョン行ったり。通信やったことないんで知りませんけど。
全体的には丁寧なので改善された次回作が出れば理想のゲームになるかも。
なんだかんだで楽しめてますが、評価となると☆二つ。

(2010/2/8編集)

物語:★★☆☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
操作性:★☆☆☆☆
やり込み:★★★★☆
キャラクター個性:★★★★★
総合:★★★☆☆

感想としては、第一作目ともあり所々粗はありますが素直に面白いです。
ストーリーはお姫様を助ける王道かつ希薄に感じます。
各所に登場する人物のストーリーもありますが、断片的になりイマイチ実感がない。

グラフィック面はDSでは並といったところで、DQ9に近いかもですね。
音楽は親しみやすく、メインテーマは耳に残ります。 アレンジした所謂”使い回し”が多いので曲数でみると少ないのが残念。

操作面は正直不親切さが目立ちます。 タッチパネル操作を意識したかのような下画面は全くの非対応。
非対応ならば正直PSPでよかったと思います。 表示項目の少なさも目立ちます。
アイテム作りや料理を楽しめる割に今までにどんなアイテムを作ったのか、どんな料理をしたのかが表示されない。
達成状況がパーセント表記のみですので、コレクション性があると言うのに達成感もあったものではありません。

キャラクターは個性派揃いで、出会うキャラクター全てにやられます。
自キャラはパーツを組み合わせ自分の好みで作れるキャラメイクはマルですが、髪型、表情くらいは後々変更できるとよかった。
通信をしないと解禁されない要素が多く、地方人としては辛いことろもあります。
クリアする分には問題ありませんが、完全やり込みを目指す方は通信必須となります。
これだけやり込み要素がありながらWi-Fi非対応なのがとにかく残念で仕方ありません。
通信時一部のグラフィックを省略し、処理を軽くできますが、通常プレイでもこの機能は実装して欲しいです。

総評。
他に書いてる方がいらっしゃらないので、悪いところばかり強調して書きましたが、非常に楽しめるゲームです。
子供向けに見えて甘くみると痛い目をみることも。
次回作が出るならば大いに期待したいです。

小学３年の息子が、あまりにハマっていたので自分の分も買いました。
まだ始めたばかりですが、おもしろいです！
ＮＰＣのセリフがセンスよく笑わせてくれて、すんなりとゲームに入りこめます。
ファイターでプレイした時は難しいと感じたのですが、
私は、メイジでプレイするとサクサク進めました。

だんだん敵が強くなってくるのですが、協力プレイができると問題ないです。
アクションＲＰＧなので、ＤＱ９とはまた違った感じで協力プレイができるのも良いですね。

息子が言うには、どんどん武器を強くしていけるのが楽しいそうです。
やりこみ要素も多いので、年末年始はずっとこれで遊ぶことになりそうです。