たむらぱんという存在をはじめて知った曲です。
「ゼロ」
「ゼロは始まりの場所」
「ゴールに行くために立とう」
ステレオタイプ的なメッセージソングにも感じる詞ではありますが
メロディーと合わさると、ちまたに蔓延る陳腐な曲と一線を画していて
素敵な曲だと思います。

といいたい。
FMで聞いて以来、かなり、好きです。
ブタベストは最高です。
ゼロもいい曲です。

私は「sakusaku」にゲスト出演していたのを観たのが、たむらぱんを知ったきっかけでした。
彼女の曲は遊び心があり、曲名が変わっているという印象がありますが、この曲はたむらぱんの楽曲の中でも、割とシンプルで、歌詞もストレートだなと思います。
近年の女性ソロシンガーは、やたらと自分の歌のうまさをひけらかす節があるような気がします。
でも、彼女の場合はそれがなく、歌声も癖がなく、澄んでいます。
歌も良いですが、PVもお気に入りです!

最近FMで知りました。
素晴らしい。

よどみなく流れる高品質な楽曲、奥深さと等身大さ両方の魅力を
兼ね備えた歌詞、
見た目のかわいさとは裏腹な（いや、少女性と母性の同居というべき？）
母性的なうたごえ。
すべてに本物の才能を感じます。

ストレートに声を出しきって唄っているのが
聴いていてとてもきもちいい。すがすがしい。
最近は妙なノドのつかいかたをする歌い手が多いので
よけいにそう感じる。

永らく待たれた才能。

"たむらぱん"というアーティストのイメージとしては
やはりどこか、おちゃらけているような感じがあると思うんですよ
「ブタベスト」のジャケットではブタの被り物をしていたり、
「ハレーション」のPVでは浮き輪を何個もつけて転がっていたり…

しかし今回の「ゼロ」では、そういった先入観のようなものを取っ払ったように、
"たむらぱん"そして"田村歩美"という一人のアーティストの気迫が伝わってきます

いつになく力強い歌声と、聴き手と同じ目線に立つような彼女の詞
"そうゼロ、ゼロ、ゼロ、それははじまりの場所"と、
哀愁を感じさせるメロディーながら、背中を押してくれるようなミドルバラードの応援歌です


そして何と言っても注目なのがプロモーション・ビデオ！！
個人的にSTUDIO 4℃のファンなので、
『Genius Party Beyond』とのコラボレーションは嬉しいプレゼント！
映画の映像にあわせたドラマチックな展開に何故かノスタルジアを感じます


Singleとはいえ4曲収録+PV3パターンと、
まさに"たむらぱん"超本気の１枚です