読んでからのお楽しみです。
「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」に続く「百舌シリーズ」の第四弾。
いつも通りの迫真の展開で、一級のサスペンスになっている。とくに後半の下りは、本を置くことができないので、徹夜必至である。
惜しむらくは、何かの連載物を加筆せずそのまま出版したのだろうか? 章の区切りが変なところで切れ、かつ、次の章の始めにまた同じ説明が繰り返されるなど、作品のテンポを著しく損なっており、とにかく「くどい」。600ページを超えるシリーズ最長編であるが、出版前にこの点を直せば、400ページ程度のよりよい作品になっていたはずである。この傾向は残念ながら第五弾「のすりの巣」でも続いている。これは、作者だけのせいではないと思う。編集者も含め、是非ご一考頂きたい。
一級のサスペンス作品として是非お勧めできるが、前の三作を読んでいないと、面白さが半減する。「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」の順に読んだ後で、この作品を手にすることをお薦めしたい。
追記:本作品に続く「のすりの巣」は、ファンとしては「百舌シリーズ」に入れてほしくないほどの、(作者にしては珍しく)ハズレの作品である。本作までの「百舌シリーズ」4作に満足した方も、お金と時間によほどの余裕がある場合のみ手にして頂きたい
「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」に続く「百舌シリーズ」の第四弾。
いつも通りの迫真の展開で、一級のサスペンスになっている。とくに後半の下りは、本を置くことができないので、徹夜必至である。
惜しむらくは、何かの連載物を加筆せずそのまま出版したのだろうか? 章の区切りが変なところで切れ、かつ、次の章の始めにまた同じ説明が繰り返されるなど、作品のテンポを著しく損なっており、とにかく「くどい」。600ページを超えるシリーズ最長編であるが、出版前にこの点を直せば、400ページ程度のよりよい作品になっていたはずである。この傾向は残念ながら第五弾「のすりの巣」でも続いている。これは、作者だけのせいではないと思う。編集者も含め、是非ご一考頂きたい。
一級のサスペンス作品として是非お勧めできるが、前の三作を読んでいないと、面白さが半減する。「百舌の叫ぶ夜」「幻の翼」「砕かれた鍵」の順に読んだ後で、この作品を手にすることをお薦めしたい。
追記:本作品に続く「のすりの巣」は、ファンとしては「百舌シリーズ」に入れてほしくないほどの、(作者にしては珍しく)ハズレの作品である。本作までの「百舌シリーズ」4作に満足した方も、お金と時間によほどの余裕がある場合のみ手にして頂きたい。
何作かの物語を経て、強く魅力的な女性になっていたのでした。
ハードボイルド・サスペンス色はそのままに、あるいは
今まで以上にして、女性特有のエロチックさも加味した
この作品は、お勧めできる秀作です。
ただ、『百舌が叫ぶ夜』の直後の続編ではありません。
間にあるいくつかの作品を経て読まれることをお奨めします。
僕は勘!違いして2冊を続けて読んでしまって、
間の作品の展開を先読みしたような、勿体ない思いをしました。