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B・D・T 掟の街 (角川文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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近未来と言うより異未来 ★★★☆☆
読んだのは2回目。5割方の筋は覚えていたが、半分は喪失。ので、飛ばし読み。
最近、一回しか観てない映画の筋とかを面白い様に忘れている。
年のせいなのか?年だけのせいなのか・・。」

BOIL DOWN TOWN ←住んではみたくないが、覗きには行ってみたい街だ。
モーリスもケンもロニーも好みなキャラだ。
最後まで、三人とも死なないでくれよ とか思いながら読む。

ケンが最後、ロニーと離れる事を選んだのに疑問。
リアリストなら許してやれよ と。
遠くない将来 ★★★★☆
グローバル社会が進み、人種や国籍を問わず、各国で生活をするようになる。当然、混血児も増えてくるだろう。ビザ欲しさに結婚をする人もいるかもしれない。ビザさえ手に入れば姿をくらます人もいるかもしれない。
そのようにして誕生した混血児たちが増えれば、“日本人”と“ホープレス・チャイルド”は対立するでしょう。
3Kはホープレスにさせて、キレイな仕事は日本人という構図が出来上がる可能性だってある。
そして、著しく治安が不安定になる。
そんな世の中になったら、“ケン”のような逞しさを持つ人しか生きていけなくなる。
フィクションなのにノンフィクションでない。
今まさに迎えつつある現実なのかもしれない。
なぜか魅力的です。 ★★★★☆
大沢氏の作り出す沢山のヒーローの中でケン・ヨヨギが一番好きです。

近未来のTOKYOを舞台にした物語ですが
映画「ストレンジ・デイズ」と同じ雰囲気を感じました。
同氏の作品は二度目に読むまでに時間を必要としますが
この作品だけは繰り返し読んでしまいます。

登場人物の構築、設定、ストーリーの展開、スピード感
なぜか魅力的な作品だと思います。

近未来ハードボイルド ★★★★☆
 近未来の東京が舞台。
 不法在住外人の増加の為、政府が出した政策「新外法」が全ての始まりだった。
 その為、爆発的に増えた外国人との混血児である「ホープレス・チャイルド」達。
 彼らは親に捨てられ、日本人から疎まれながら、必死に生きていく。
 主人公はそんなホープレスの一人、私立探偵であった。

 彼はある日、ホープレス出身の作家にある女性を探して欲しいと頼まれ、その依頼を引き受けるのだが――

 物語はただの人探しから、ホープレスと日本人、両者の命運を駆けたイザコザに巻き込まれていく。
 決して夢は見ない「リアリスト」な者達が繰り広げるハードボイルドです。
 少し、内容が濃い部分を除けば、楽しめるかと。